「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J3第24節FC東京U-23戦 攻守のストロングを貫き相手を押し切った4ゴール快勝劇。

2017明治安田生命J3リーグ第24節

2017年9月23日18時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 6,296人
天候 曇り、無風
気温 21.5℃
湿度 72%
ピッチ 不良、乾燥

栃木SC 4-1 FC東京U-23
(前半1-1、後半3-0)
得点者:38分 牛之濱拓(栃木)、45分 リッピ・ヴェローゾ(F東京)、47分 オウンゴール(栃木)、83分 川田拳登(栃木)、87分 西谷和希(栃木)

<スターティングメンバー>
先発
GK 15 ジョニー レオーニ
DF 26 夛田 凌輔
DF 19 服部 康平
DF 22 メンデス
DF 7 菅 和範
MF 21 牛之濵 拓
MF 11 岡﨑 建哉
MF 16 仙石 廉
MF 8 廣瀬 浩二
FW 25 ネイツ ペチュニク
FW 14 西谷 和希
控え
GK 1 竹重 安希彦
DF 5 尾本 敬
DF 17 福岡 将太
DF 29 川田 拳登
MF 24 和田 達也
FW 13 上形 洋介
FW 20 藤沼 拓夢

横山 雄次監督

54分 廣瀬→川田
82分 ネイツ→藤沼
88分 牛之濱→和田

写真は永島一顕

 

巧いFC東京U-23に粘りの守備から一転、攻勢へ 

 

「僕たちはとにかく試合に勝つこと、優勝することがプライオリティワンなので、そういうサッカーをしっかりしたいと思います」

 

試合前取材で横山雄次監督が話していたとおりの勝ち方だった。

FC東京U-23はうまかった。ボランチのリッピ・ヴェローゾも”U-17代表の心臓”平川怜もなかなかボールを失わないし、シャドーの久保建英は言わずもがな。トップに入ったFW小林幹は、CB服部康平が「ゼロトップのようになるので自分たちのマークがいなくなる」と試合後に話したとおり、彼が中盤に降りてきて間に顔を出してボランチからボールを受け、久保らとのワンツーなどのコンビネーションで崩しにかかってきたので、当初はなかなか捕まえきれず実に厄介だった。

 

栃木はなかなかボールが奪えない。しかしそれでも前節G大阪U-23戦のように、栃木の守備には一つのボールに対する執着があった。

確かに服部康平が「コーチングやポジション取りが全然ダメだった。手応えというよりも課題ばっかり」と振り返ったとおり、トレーニングマッチで経験していたとはいえ、公式戦で初のコンビとなった服部とメンデス、そして、その周りの選手たちとの呼吸はまだまだだったのだろう。

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