「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【ニュース】矢板中央 堅守速攻で8年ぶり2度目のベスト4進出、本日6日12時から準決勝。第96回全国高校サッカー選手権大会

強さは本物、初となる決勝進出なるか。

 

矢板中央が県予選から見せてきた堅守速攻を武器に全国高校サッカー選手権の舞台も勝ちあがっている。

2回戦から登場した矢板中央は初戦となった三重(三重)戦を3対2で突破すると、続く神村学園(鹿児島)との3回戦は80分間タイトな守備で零封し、1対0。昨日迎えた日本文理(新潟)との準々決勝もハードに戦い、前半の山下純平のゴールを守り切って1対0で勝利した。

前線のターゲットを軸とする二重、三重の速い攻撃からチャンスを構築し、リードしたあとは“カテナ中央”とでも呼ぶべき堅固な守備で試合をクローズする。強いチームの勝ち方で全国の舞台で3連勝。高橋健二監督が「うちは16人がレギュラー」と公言するように、5人まで交代可能なレギュラーションもフルに活用し、80分間をベンチ入り16全員で戦い切り勝利を掴み取ってきた。今日の準決勝は昨日に続く連戦となり体力的にも厳しい戦いが予想されるが矢板中央の16人体制は功を奏すか。

相手は優勝候補の大本命と言っていい流通経済大学柏(千葉)。矢板中央の堅固さ、そして前線のパワーや速さはどこまで通じるか。キックオフは埼玉スタジアムで12時5分を予定。注目の一戦となる。

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