「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【PLAYERS Column】栃木SC ネガティブな感じを持たない――。ルーキー浜下瑛のルール。

 

前節のファジアーノ岡山戦。03という完敗スコアゆえに、試合後のミックスゾーンを通り過ぎる岡山の選手たちとは、当然ながら対照的に、栃木SCの選手たちは神妙な面持ちだった。

ただ、そのなかで大卒ルーキー浜下瑛は「次に繋がる負けだったと思います」「J2のピッチがだいたいわかりました」などとポジティブな雰囲気を漂わせていた。そこだけ空気感が、異質だった。

これがプロデビュー戦。一歩踏み出した高揚感はあったはず。ただ、浜下は岡山戦で一定の戦果も得ている。66分に投入されると、右サイド奥のスローインからペチュニクに絡んでクロスまで運び、西谷和希のポスト直撃となるアシスト未遂を演出した。79分には中盤で榊翔太が奪ったボールを受けてそのままゴールへ突進、左サイドで大黒将志が要求するも構わず、打ってしまえ、といった様子で右足を振りぬいた。

(残り 1034文字/全文: 1404文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ