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「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【蹴辺の栃木たち】第三回 坪山昌漠/トラック運転手 栃木SCの荷物は坪山運輸さんに任せておけば安心だ。

栃木サッカー界の周辺で活躍する人たちのストーリーを紹介する『蹴辺の栃木たち』。連載第三回目は、栃木SCの大事な荷物を運ぶ坪山運輸の坪山昌漠さんをピックアップ。

坪山昌漠(つぼやま・まさひろ)1985年2月16日、宇都宮市生まれ。宇都宮商業高から千葉商科大学に進み、この頃まで硬式野球をバリバリと。大学時代は千葉ロッテの観戦を楽しむ野球青年だったが、大学卒業後にSCトラックの担当運転手となり、今は大のSCサポーターに。現在SCのロングアウェイの遠征時の荷物はすべて坪山さんが一人で運んでいる。

 

チームの荷物は安心の坪山運輸さんにお任せ

 

栃木SCの選手やスタッフの大事な荷物を運んでくれている町の運送会社、株式会社坪山運輸倉庫(栃木県宇都宮市鷺の谷町298)。

アウェイの試合会場で、SCカラーである黄色のラッピングトラックを見つけたときに、ちょっとだけうれしい気分になったことがあるサポーターも少なくないだろう。僕もその一人だ。

 

坪山運輸の坪山昌漠さん。お話を聞かせてもらったのは今年2月の宮崎キャンプ中。

 

「まさか九州に入ってから雪に降られるなんて驚きました。長野辺りで足止めを食らうならよくあるんですけどね」

 

今年2月の九州はまだ極寒の中だった。坪山さんが運転する栃木SCのトラックは熊本に入る前に高速道路が足止めとなり、熊本からやむなく下道で2時間以上かけて都城入りをしたという。

 

「宇都宮から都城まで仮眠をとりながら1日ちょっとです。今は法律で4時間走ったら30分以上は休憩を取らないといけないので、休みながらですね」

 

坪山さんは坪山運輸で栃木SCを担当する唯一のスタッフだ。

栃木SCのトラックのハンドルを握り始めたのは、2007年夏ごろから。

 

「うちの会社はもともと修学旅行の荷物の搬送などを主な仕事にしているんですが、ちょうどSCがプロ化を進めたときに、当時、チームスタッフの方から荷物の配送で困っていると連絡を受けて、それでうちが担当することになったんです」

 

当時といえば、長くJFLを戦っていた栃木SCが、いよいよJリーグを目指すとなった1年目。アマチュア時代を支えた高橋高監督が6月に辞任し、栃木SCにとってプロ監督第一号となる柱谷幸一監督が就任するタイミングだ。

 

「最初はハイエース一台で収まるような荷物の量だったんです。荷物を預けておく倉庫も、当時、チームのマネージャーだった小林直巳さん(現・普及部スタッフ)の実家に置かせてもらっていたくらいですから。それが予備のユニフォームが増えたり、トレーナーさんが使うベッドや器具が増えたり、それにトレーナーさん自体の人数が増えれば、運ばないといけない荷物も当然増えてくるので、やがて2トン車になり、やがて4トン車になっていったというわけですね」

 

その4トン車。ロングアウェイはこのトラックを坪山さんが一人で運転して毎試合荷物を運んでいる。

 

坪山さんは宇都宮市出身。元は野球少年だったという。

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