【レビュー】栃木SC J2第11節モンテディオ山形戦 苦しくても勝つ。今ある武器をフル活用して掴んだ勝点3。
2018明治安田生命J2リーグ第11節
2018年4月28日14時キックオフ NDソフトスタジアム
入場者数 8,046人
天候 晴天、弱風
気温 21.2℃
湿度 23%
ピッチ 全面良芝、乾燥
モンテディオ山形 0-1 栃木SC
(前半0-0、後半0-1)
得点者:83分 牛之濱拓(栃木)
<スターティングメンバー>
GK 15 ジョニー レオーニ
DF 3 西河 翔吾
DF 19 服部 康平
DF 30 田代 雅也
MF 27 久富 良輔
MF 2 西澤 代志也
MF 11 岡﨑 建哉
MF 14 西谷 和希
MF 26 夛田 凌輔
FW 25 ネイツ ペチュニク
FW 9 大黒 将志
控え
GK 1 竹重 安希彦
DF 28 温井 駿斗
MF 24 和田 達也
MF 37 浜下 瑛
MF 29 川田 拳登
MF 21 牛之濵 拓
FW 16 榊 翔太
横山雄次監督
中盤の超ダイナモ、ヘニキ不在のゲーム
GW連戦の初戦、アウェイ山形戦。
栃木は3戦負けなしで迎える今節、3バックに変更して以降、中盤で相当な馬力で攻守にパワーをもたらしてきたヘニキがイエローカードの累積で出場停止となった。代わりのメンバーが入った試合でどれだけできるのか。その試金石とも言える試合だった。
横山雄次監督は試合前、ヘニキが担ってきた右ボランチの代役として、西澤代志也、和田達也、牛之濱拓、浜下瑛、宮崎泰右らの名前を挙げていたが、起用されたのは西澤代志也だった。
西澤は今季、開幕節でサブメンバー入りを果たして以来のメンバー入りで、今季初スタメンとなった。開幕節後、ケガをして復帰したのがひと月ほど前。事前のトレーニングマッチでは動きの良さをアピールしており、今節での抜擢に至ったようだ。西澤自身、昨季は4バックのボランチを何度もこなしてきた選手である。
「まず今のシステム上、中盤の3枚がハードワークすることは絶対だったんで、自分のそのイメージをしっかりピッチに落とし込むこと、あとは守備をしっかりやろうと」
イメージどおり、西澤のプレーぶりは悪くなかった。
ただ、前半40分を経過するころ、徐々に西澤のサイドで守備のプレスが後手に回るシーンが散見されるようになる。
相手の山形はこの日、前の並びに多少変化を加えており、シャドーの位置に18番南秀仁が起用されていた。東京ヴェルディのアカデミーで育ったテクニシャンである。
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