「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【無料記事】【コメント5/3】J2第12節栃木SC対京都サンガ 京都サンガ・湯澤洋介「栃木にいる時よりも良くなったな、と思われないとダメだと思っている」

以下、5月3日のJ2第12節栃木SC対京都サンガ、試合後の京都サンガ、湯澤洋介のコメント全文。

■京都サンガ・湯澤洋介

 

以下、まずは試合全般についてのコメントをもらった。

――ビハインドの状況で途中出場しました。どういうプレーのイメージだったんでしょうか。

「あまりうまくいっていないイメージがありました。個人的にはサイドでボールを受けてクロスボールを送り込む、というプレーを意識しつつ、どんどん中へ入っていくドリブルでもアクセントをつけられればと思っていました」

――あの時間帯は闘莉王選手が前線に入ってきて、あそこを使うのと、両サイドで仕掛けることをうまく使い分けていた印象です。

「そうですね。左サイドにも個人で仕掛けられる選手がいたし、両サイドからリスクをかけてでも攻撃に行こうと監督からも言われていたので、仕掛けることは意識していました」

――前半も後半もいい形からゴール前へボールを送り込んでいましたが、栃木のクロス対応もタイトだった印象です。

「そうですね。ただ、前線にトゥさんが入ってから一点を返せて、これを続けていれば追いつけるんじゃないか、と思っている時間帯にもう1失点をしてしまった。もったいない失点だったと思うし、ゲームを難しくしたと思います」

――今季初の連勝なるかという試合を落としたことはどう感じていますか。

「栃木のほうが徹底していた、という印象があります。クロスからの攻撃が徹底されていて、それ以外は守備で堅いというイメージがありました。その徹底の差がスコアに出たと思います」

――すぐに試合が来ますが、次に向けて一言お願いします。

「苦しいチーム状況ですが、何かを変えないとステップを上がっていけないと思います。その何かが今は見つけられていない状況なのですが、何とか次の試合で見つけることができたらと思っています」

 

続いて、地元であり古巣であるクラブ、栃木SCに向けたコメントをもらった。

――古巣戦でしたが、どんな思いでプレーしましたか。試合前の記事には「気まずい」との発言もありましたが。

「気まずかったですよ。でも、交代出場をするのに第四審判のところに立ったとき、めちゃくちゃブーイングされて、逆に燃えました」

――あのブーイングはどう捉えたんだろうか。

「だろうと。自分はブーイングをされても仕方がない選手だと思うし、そこは覚悟していました。いや、試合に出るまでは、やっぱりブーイングされるのかなあ……とか、いろいろ想像もしたんです。ただ、いざブーイングされると逆に燃える自分がいました。だけど、最後に栃木のゴール裏とかに挨拶しにいったときに、自分が思っているよりも拍手をしてもらえて……なんか……すげえ泣きそうになりました。なんか、うまく言葉じゃ言い表せないんですけど、いろんな感情がこみあげて、泣きそうになりました」

――栃木がJ3から昇格する過程は気にしていましたか。

「もちろん。最後の試合はしっかりDAZNで見ましたよ。応援に行こうと思ったんですけど、アウェイだったからちょっといけなかったんです」

――栃木SCは気にし続けているクラブですか?

「もちろん! 何言ってんですか、もちろんですよ。当たり前じゃないですか。自分の地元のクラブですよ。それに、自分がいたときに降格させてしまったことがずっと心に引っかかっているし、だからこそ、自分は違うクラブにいるんですけど、成長している姿を栃木のサポーターに見せないといけないとずっと思っています」

――今後も栃木のサポーターは注目していると思います。

「こいつ、栃木にいる時よりも良くなったな、と思われないとダメだと思っています。絶対にそこだと思います。今日はスタメンではなかったし、見せることはできなかったと思います。もっともっと成長した姿を見せないといけないなって思っています」

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