「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J2第20節東京ヴェルディ戦 FWのファーストディフェンスの質がないと4バックは機能しない。

2018明治安田生命J2リーグ第20節

2018年6月23日18時キックオフ 味の素スタジアム
入場者数 4,446人(うち栃木サポーターはゴール裏に300人、メインスタンドに100人、合計約400人)
天候 雨、無
気温 19.4
湿度 89%
ピッチ 全面良芝、水含み

東京ヴェルディ 3-0 栃木SC
(前半3-0、後半0-0)
得点者:3分 佐藤優平(東京V)、6分 平智広(東京V)、31分 森俊介(東京V)

<スターティングメンバー>

GK 15 ジョニー レオーニ
DF 19 服部 康平
DF 7 菅 和範
DF 17 福岡 将太
MF 26 夛田 凌輔
MF 21 牛之濵 拓
MF 11 岡﨑 建哉
MF 5 ヘニキ
MF 24 和田 達也
FW 14 西谷 和希
FW 25 ネイツ ペチュニク
控え
GK 33 石川 慧
DF 30 田代 雅也
DF 27 久富 良輔
MF 29 川田 拳登
MF 37 浜下 瑛
MF 10 杉本 真
FW 9 大黒 将志
横山雄次監督

56分 和田→大黒
58分 菅→川田
78分 ネイツ→杉本

 

 5バックから4バックへ移行するチャレンジをしたが…

 

「何かを変える作業をしないと少し難しくなると思っている」(横山雄次監督)として迎えた東京ヴェルディ戦。

栃木は、開幕以来スタメンを張ってきた大黒将志をスタメンから外し、システムも4-4-2に変更して臨んだが、変更して得られる新たな効果のようなものを手にする前に3分と6分に連続失点してゲームプランを崩壊させてしまった。

 

3分の失点シーンは、左からのクロスボールに対して中央で菅和範が相手FWに競り負け、中央に落ちたボールに対してGKジョニー・レオーニが判断ミスして後逸し、こぼれ球を相手に押し込まれたもの。6分の失点はCKからだった。

 

東京ヴェルディはいつもの4-3-3を採用。タッチライン一杯に広がってボールを待つヴェルディのウィングに対して、栃木はまさにウィングの選手を再三使われ、相手の左サイドから何度もクロスボールを入れられるのだが、その最初のクロスボールが3分の失点シーンに繋がった。

 

(残り 4499文字/全文: 5372文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ