「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【プレビュー】栃木SC J2第21節ジェフユナイテッド市原・千葉戦 勇敢に戦い、栃木の誇りを取り戻せ。

前節は東京ヴェルディに3失点惨敗し、5連敗。今季ワーストと言える試合内容だった。今節は前期戦の最終戦となるが、連敗を食い止め、後期戦へと繋がる一戦にできるか。相手はジェフユナイテッド市原・千葉。現在14位と波に乗り切れていないがメンバーは強力で、特筆すべきはここまでリーグ3位の34得点の得点力。栃木は千葉の攻撃力を食い止め、勝点を掴むことができるか。今節は19時から栃木県グリーンスタジアムでキックオフ。

古巣戦を迎えるネイツ・ペチュニク。古巣相手に連敗を止める活躍を期待したい。

まずは自分たちの戦いを取り戻すべき

 

「この前の試合は反省点しかない、いい点がほとんどない、今季の一番良くないゲームだったと思います」

指揮官が振り返るとおり、前節の東京ヴェルディ戦は今季最悪の出来だった。3節以来となる4バックを採用したが、選手たちがシステムに慣れる前に連続失点し、惨敗した。これで5連敗。いいところなし。絶体絶命。

 

だが、本当に無駄な試合にしてしまったのかどうかは、まだわからない。

チームは生き物だ。そして勝負事には流れがある。連敗の流れを捻じ曲げるべく採用した4バックへの移行は無謀に思えたが、そのあがきが、この淀んだリーグ戦の流れの分岐点となる可能性はある。前節チャレンジをしたチームは、さ迷う中で死線を踏み越えたか。最悪な状態の底を突いたか。

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