「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J2第23節モンテディオ山形戦 息を吹き返す連勝劇。見えた新たな守備の形。

2018明治安田生命J2リーグ第23節

2018年7月15日19時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 6,051人
天候 晴天、無風
気温 30.4
湿度 58%
ピッチ 全面良芝、乾燥

栃木SC 1-0 モンテディオ山形
(前半0-0、後半1-0)
得点者:67分 西谷和希(栃木)

<スターティングメンバー>

GK 1 竹重 安希彦
DF 19 服部 康平
DF 3 西河 翔吾
DF 17 福岡 将太
MF 27 久富 良輔
MF 5 ヘニキ
MF 11 岡﨑 建哉
MF 24 和田 達也
FW 9 大黒 将志
FW 14 西谷 和希
FW 37 浜下 瑛
控え
GK 33 石川 慧
DF 7 菅 和範
DF 26 夛田 凌輔
MF 21 牛之濵 拓
MF 50 二川 孝広
FW 25 ネイツ ペチュニク
FW 13 上形 洋介

横山雄次監督

89分 大黒→ネイツ
89分 西谷→上形
90+3分 久富→夛田

(写真・永島一顕)

 

交代に窮するほどの守備バランスの良さ

 

全体にバランスのよい締まった守備と、竹重安希彦の神懸かりなビッグセーブ。どちらもなければ勝点3はなかった試合だろう。

竹重は前節町田戦を10で零封したことが「自信になった」と話しているが、まさしく自信が宿ったようなプレーぶりだった。GKキックもぶれずに蹴り上げ、50分にはターゲットのヘニキに合わせて大黒のポスト直撃となる決定機を演出している。ここに来て竹重のこのパフォーマンスは嬉しいかぎり。「次が大事なので。次の試合に向けて準備をするだけ」とまるで浮かれないコメントをすぐ出すあたり、これまでの竹重とは一味違う。

 

試合は89分まで交代枠を使わない展開となったが、指揮官が強調する「コンパクトさ」「選手同士の繋がり」が非常によく見える試合で、30℃を記録したコンディションながら終盤になっても個々のパフォーマンスが落ちず、交代枠を使いようがなかった理由もよくわかる。

選手配置のバランスの良さと、ボールへのタイトさが同時にある、非常によい守備の感覚があった。

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