「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J2第24節大分トリニータ戦 修正力と運動量の豊富さで掴んだ勝点1。

2018明治安田生命J2リーグ第24節

2018年7月21日19時キックオフ 大分大銀ドーム
入場者数 7,080人(うち栃木サポーターはゴール裏とメインスタンド合わせて約120人)
天候 晴時々曇、無風
気温 28.3
湿度 74%
ピッチ 全面良芝、乾燥

大分トリニータ 0-0 栃木SC
(前半0-0、後半0-0)
得点者:

<スターティングメンバー>

GK 1 竹重 安希彦
DF 30 田代 雅也
DF 19 服部 康平
DF 17 福岡 将太
MF 27 久富 良輔
MF 11 岡﨑 建哉
MF 5 ヘニキ
MF 24 和田 達也
FW 9 大黒 将志
FW 14 西谷 和希
FW 37 浜下 瑛
控え
GK 33 石川 慧
DF 42 パウロン
DF 26 夛田 凌輔
MF 2 西澤 代志也
MF 41 西谷 優希
FW 16 榊 翔太
FW 13 上形 洋介

横山雄次監督

46分 久富→夛田
84分 浜下→西谷優

前から行くのか、それともリトリートするか

 

「栃木は前からくると思うんですよね」

試合前、そんな見立てがなされていた。DAZNの放送会議に出席したときのことだ。アウェイの大銀ドームの一室。実況と解説の方々に栃木SCの現状をお伝えする中で、今日の栃木はどういう戦いをするのか、僕も含めて読めずにいた。

前節、栃木は山形に対して、これまでになくコンパクトな陣形を保ちながら前で奪えていた。ただ、今節の大分の前線には藤本憲明や後藤涼介といった一発で背後を狙える動き出しに長けた選手がいて、ラインを高く保つには非常に厄介で勇気も必要だった。

前から行くのか、それともリトリートするのか――。

実際、試合が始まると10分頃までは栃木は前からガンガンいった。だが、その後は勢いが減退。大分のパスで動かされて、ときに右ワイドの松本怜のドリブル突破から鋭いクロスボールを入れられたが、竹重安希彦の好セーブも含めた水際阻止の守備で耐えていた。

(残り 3805文字/全文: 4605文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ