「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J2第26節ツエーゲン金沢戦 貴重でもったいない勝点1。

2018明治安田生命J2リーグ第26節

2018年7月29日18時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 3,794人
天候 晴れ、弱風
気温 28.1
湿度 82%
ピッチ 全面良芝、乾燥

栃木SC 1-1 ツエーゲン金沢
(前半1-1、後半0-0)

得点者:34分 大黒将志(栃木)、42分 マラニョン(金沢)

<スターティングメンバー>

GK 1 竹重 安希彦
DF 42 パウロン
DF 19 服部 康平
DF 17 福岡 将太
MF 29 川田 拳登
MF 5 ヘニキ
MF 11 岡﨑 建哉
MF 24 和田 達也
FW 9 大黒 将志
FW 14 西谷 和希
FW 41 西谷 優希
控え
GK 33 石川 慧
DF 3 西河 翔吾
DF 26 夛田 凌輔
MF 2 西澤 代志也
MF 37 浜下 瑛
MF 50 二川 孝広
FW 25 ネイツ ペチュニク

横山雄次監督

19分 和田→夛田
62分 西谷優→浜下
80分 ヘニキ→ペチュニク

予想どおりの堅い展開も後半は攻勢に

 

前半序盤から両者の堅い守備をこじ開けそうな雰囲気を持っていたのは、栃木は西谷和希のドリブル突破、金沢はFW垣田裕暉へのロングボールを起点とした攻撃だった。

 

双方のキーマンが起点となり、二つのゴールが生まれたのは前半の34分と42分。

34分、西谷がドリブル突破からのクロスで相手のペナルティを誘発し、大黒将志が左上に突き刺した。

一方の金沢も42分、マラニョンのボールキープから縦に入れたパスをFW垣田裕暉が粘って前へ運ぶと、服部康平が堪らず手をかけてペナルティキックを献上。これをマラニョンが冷静に決めて試合を振り出しに戻した。

 

前半の多くの時間は、ロングボールと、こぼれたセカンドボールバトルの応酬だった。

堅い守備を持つ者同士の堅調な戦いぶり。両者ともに非常にコンパクト。予想どおりの展開。

ただ、折り返した後半、ペースを握ったのは栃木だった。

「前半だけで金沢の運動量が徐々に落ちていたし、少しずつコンパクトではなくなっていた」

と、西谷和希。

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