【レビュー】栃木SC J2第30節ロアッソ熊本戦 9戦負けなし4連勝だろうと栃木はチャレンジャーだ。
2018明治安田生命J2リーグ第30節
2018年8月26日19時キックオフ えがお健康スタジアム
入場者数 5,012人(うち栃木SCサポーターはゴール裏に50人、メインスタンドに20人、合計約70人)
天候 晴れ、弱風
気温 31.1℃
湿度 53%
ピッチ 良芝、乾燥
ロアッソ熊本 0-1 栃木SC
(前半0-0、後半0-1)
得点者:82分 オウンゴール(栃木)
<スターティングメンバー>
GK 1 竹重 安希彦
DF 42 パウロン
DF 19 服部 康平
DF 17 福岡 将太
MF 29 川田 拳登
MF 2 西澤 代志也
MF 11 岡﨑 建哉
MF 26 夛田 凌輔
FW 9 大黒 将志
FW 14 西谷 和希
FW 37 浜下 瑛
控え
GK 33 石川 慧
DF 7 菅 和範
DF 27 久富 良輔
MF 20 端山 豪
MF 41 西谷 優希
FW 13 上形 洋介
FW 49 アレックス
横山雄次監督
猛攻を仕掛けて、隙を与えず、ゴールを奪って勝ち切った試合
栃木が終始押し込んでいた。
だが、74分と76分には相手GKが連続して好セーブでボールを弾き出すなど、“当たってしまっている”相手GKを目の当たりにすれば、誰もが嫌な予感を感じずにはいられなかったはずだ。
「こういう攻勢に出ている試合の展開には”あるある”で、押し込んでいるけど最後にゴールを奪われて負けてしまう、というパターンもよくある。だから、自分たちが気分よく攻めているときも後ろで声を掛け合っていた」
服部康平は最終ラインで自分たちの攻撃を眺めながらも「リスク管理!」と声を振り絞っていた。ボランチの岡崎建哉もこれに同調し、隣にいる西澤代志也に声をかけると、西澤もうなずいた。最前線では大黒将志が「焦れずにいくぞ」としきりに声をかけていた。
栃木は“あるある”を熊本に起こさせなかった。
終盤、相手に猛攻を仕掛けながらも、相手ボールになった瞬間、相手2トップに入ってくるボールや背後へ抜けるボールに対して、DFラインが終始アラートさを保ち、相手のチャンスの芽を摘んでいく。
結局、試合を通してペースを握ったまま、迎えた82分にサイドを崩し切った形からオウンゴールを誘って決勝ゴール。鮮やかに勝ち切った。
こういう勝ち方ができるとは恐れ入る。負けなしの自信か、紆余曲折あったチームの成長か。
前半、相手にペースを譲らなかった要因は2点あると見る。
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