2018年11月17日 18時14分　
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タグ : 横山雄次

2018明治安田生命J2リーグ第42節

2018年11月17日14時キックオフ　フクダ電子アリーナ
入場者数　9,722人
天候　晴、弱風
気温　18.9℃
湿度　44%
ピッチ　全面良芝、乾燥

GK 1 竹重　安希彦
DF 42 パウロン
DF 19 服部　康平
DF 17 福岡　将太
MF 29 川田　拳登
MF 40 寺田　紳一
MF 6 古波津　辰希
MF 28 温井　駿斗
FW 9 大黒　将志
FW 41 西谷　優希
FW 37 浜下　瑛
控え
GK 33 石川　慧
DF 7 菅　和範
MF 11 岡﨑　建哉
MF 38 宮崎　泰右
MF 20 端山　豪
FW 16 榊　翔太
FW 49 アレックス

横山雄次監督

79分　西谷優→榊
84分　古波津→岡崎
90分　浜下→アレックス

■横山雄次監督

「今季最後の試合だったので、ここまでやってきたことをしっかり出そうと臨んだゲームでした。千葉さんはクオリティが高くてボールを持たれる時間も長かったですが、選手たちはハードワークしてくれて、しっかりチームとして粘り強く戦うなかで、どうにかゴールを取って勝点３が取りたかったゲームですが、ここまで来てくださったサポーターの皆さんには栃木の選手たちの気持ちは伝わったゲームができたと思っています。勝点3が取れなかったことは来季以降の課題をもらったと捉えて、選手たちは自分たちに矢印を向けて、チームとしてまた来季に向かって行ってほしいと思います」

――最後に押し込まれましたが凌ぎ切った守備面については。

「DFラインだけでなく中盤の４人がハードワークして、サイドで数的有利を作られないように深い位置まで戻って、そこから出ていく作業をよくやってくれたと思います。（浜下）瑛や（西谷）優希なんかもチームのタスクをこなしながら自分のストロングを出すというプレーをよくやってくれたと思います」

――西谷優希選手が今季二度目のスタメンでした。

「今日でいえば、いるメンバーで一番いい選手を選んだということです。優希の良さはパスを受けられるポジショニングが取れることで、ボールに絡む回数もいい。今日もいい面を出してくれたし、そこからのプラスαも出すという課題もあるのですが、今日のゲームをプレーしたことで次に繋がるものになったと思います」

――今季初スタメンとなった寺田紳一選手の評価は。

「ちん（寺田）は８か月ほどゲームから離れるなかで、前節途中から試合に出て、今日は今季初めて90分間プレーしたわけですが、クオリティをしっかり見せてくれて、チームを助けてくれたと思います。攻撃もちんがいたことで攻撃に行ける場面がすごく多かったと思います」

――試合終盤、榊翔太選手と岡崎建哉選手を投入しました。

「榊はゴール前の危険なエリアに潜り込んでいけるので、その意味でFWの役割を持たせて入れたのですが、最後は千葉さんがかさにかかって攻撃に出てきたので、なかなかそういう役割を出せず、かわいそうな起用になってしまったかなと思います。ただ、逆に今年はそういう部分でも自分に向き合ってくれて、今日も守備面でがんばってくれて、僕の見方としてはいいプレーをしてくれたと思います。（岡崎）建哉はケガをしてしまって、急ピッチで仕上げてきたなかで今日はぶっつけ本番でしたが、中盤でややオープンになったときに周りも含めて守備を締めるという意味でボランチに入ってもらいました。いい面や悪い面、両方ありましたが、ケガ明けの今日のプレーを次に繋げるいい機会になったと思います」

――勝ち切れない試合でしたが、ここ数戦も含めて、J1を争うチームとの差はどう感じていますか。

「前節も今節もそうですが、どのチームともまっとうに戦えるところまでは来たと思いますが、そこで勝ち切れなかったという宿題をもらったと思うし、しっかり今後取り組んでいくしかないと思っています。一言でいうには大きなテーマなので、僕自身が色々と感じる部分はあるゲームでした」

――今日の試合が終わって、3年の指揮が終わりましたが、最後のロッカールームで選手たちにどんなことを話されたんでしょうか。

「それこそ、真面目に話してしまうと泣きそうなところがあったので……。さらっとじゃないですけど、選手たちに感謝の気持ちを伝えました。3年間通して、色々なサッカーがある中で僕が選択したことを、今日の試合もそうでしたが、選手たちが犠牲心をもってチームのために3年間やってくれたと思っています。だからこそ、栃木がJ3からJ2に上がれたのだと思うし、今年のJ2で残留を掴めたこと、そして今日のような相手にもしっかりと戦う姿を見せることができたのだと思います。選手たちが犠牲心をもってチームのために戦ってくれたからだと思っています。その意味での感謝を伝えました」

――この3年間への思いを最後にお願いします。

「1年目、2年目、3年目と色々なことがあったので一言では言い表せませんが、でも……（ちょっと言葉に詰まる横山監督）。僕が思うのは、選手全員とまっとうに向き合えたので、今後も応援したいという清々しい気持ちで別れられるなと思っています。それは、本音で付き合ったからだし、選手たちが僕に対してしっかりと向き合ってくれた、逃げずに向き合って戦ってくれたからだと思います。選手たちと３年間、いい関係を作って戦えたと思っています。僕自身、この3年間を戦った選手たちを応援します。たぶん選手たちも僕に対してそう思ってくれていると思います」