「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【全選手レビュー2018】 栃木SC 浜下瑛 上々の大卒ルーキーイヤー。大事なのは来季。

7月、プロ入り初スタメンを飾り、獅子奮迅のドリブル小僧ぶりを発揮した。(撮影は永島一顕)

今季、産業能率大学から加入。新体制会見では「1対1で打開する。そこは負けない自信がある」と豪語していたが、その通りのプレーぶりを見せた。

37 MF 浜下瑛

30試合出場(1856分)/30試合中2得点

 

30試合に出場、うちスタメン出場は19試合、2ゴール。

大卒ルーキーイヤーの成績だけでいえば、西谷和希と同レベルになる。J2を主戦場にしている分、もしかすると浜下瑛のほうが数字では上かもしれない。

16年に加入した西谷和希はJ3の初年度で26試合にスタメンと途中出場を半々、1ゴールを記録。徐々に力をつけていったその後の成長曲線は皆さんご覧のとおり。人一倍の努力の積み重ねが、プロ3年目の今季、他との格の違いという領域に足を踏み入らせた。

 

浜下瑛はどうか。それだけのものを持っているか。

持てる能力に満足し、努力を重ねることをしなければ、見栄えの良いドリブラー止まりの選手で終わる。大事なのは、今季のその先だ。

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