「僕らはリーグ戦の試合を売っている。お客さんにはできるだけ臨場感のあるところで試合を観てもらいたい」グリスタ芝問題、新スタジアム問題など/栃木SC橋本大輔社長 1万8千字超ロングインタビュー(前編)
大変お待たせしました橋本大輔社長の1万8千字超ロングインタビュー。前編は半分の9千字。今回は事前にファン・サポーターから質問を募集し、それに橋本社長が答える形をとった。質問が殺到したのはやはり、グリスタの芝問題やスタジアム移行問題。それらをメインにしつつ、あらゆる質問を順不同でぶつけている。では、さっそくどうぞ。
前編のざっくりとした質問の目次
質問●グリスタの芝問題についてクラブはどう考えていますか?
質問●新スタジアムは本当に使用するんでしょうか?
質問●町田のように地域の企業だけでなく、ナショナルスポンサーがつく可能性は?
質問●来季はJ1を目指すんですか?
質問●ゴール裏を改修してくれませんか? 高さのあるスタンドがないと見づらいのですが?
質問●チームフィロソフィーの誕生秘話を聞きたいのですが?
質問●新たに創設されたレディースチームの情報が少ないのですが、何か理由はあるんですか?
――今回、質問を募集したらのべ約60人でした。
橋本大輔社長(以下、橋本) 本当ですか?! 結構集まりましたね。
質問●グリスタの芝問題についてクラブはどう考えていますか?
――ではさっそく。まずはグリスタの芝問題ですね。
橋本 今日、実は県のスポーツ振興課から連絡がありまして、県の定例の記者会見で芝の質問が出ればそこで答えることになっているそうなんです。結論から言えば、今シーズンのオフにはもう間に合わないとのことです。
――シーズンオフにやるのは間に合わない?
橋本 そうですね。正式に決定しました。もしもやるならば5月ぐらいまで県外開催しないといけないようです。3月に工事をスタートしても、プラス、養生期間として3か月必要。となれば6月までグリスタでできません。「もっと早められないでしょうか?」と交渉してきたんですが……。やはり公共物なので入札などのプロセスを踏まないといけない事情があるので難しいようです。
――そうですかあ……。
橋本 水戸さんのように工事をしている間、県内でリーグ戦を開催できる場所があれば良いんですけどね。
――水戸は笠松とかありますからね。
橋本 はい。でも僕らはできる場所がないので。足利開催も考えましたが、バックスタンドもゴール裏は全部芝じゃないですか。シーズンパスポートの方たちに、その観戦環境でグリスタと同じお金を頂けるのかといえば……。あとはDAZNの中継をするする部屋がないなどの問題もあります。県外開催も検討したんですが……。
――熊谷は?
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