「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【全選手レビュー2018】 栃木SC 二川孝広 名パサーの本領発揮ならずも、練習グラウンドにはいつも笑顔が。

二川孝広。合流してすぐ、ガンバ時代からともにボールを蹴ってきた”同級生”大黒将志と談笑する様子があった。

 

50 MF 二川孝広

7試合出場(120分)/7試合中0得点

 

公式戦のピッチでは、8節ホーム徳島戦の84分、衆人環視の下、必殺のラストパスを期待されるなか、これぞ二川というスルーパスを名コンビの相方・大黒将志に通しかけた。見事だった。グリスタ中からため息が漏れた瞬間だった。二川はこのとき、まるで線香花火のように一瞬だけ激しく燃え上がったが、今季はそれ以上に輝くことはなかった。

今春の移籍ウインドウが閉じようとするとき、東京ヴェルディから駆け込みで移籍加入。栃木としてはアキレス腱を断裂して長期離脱となった寺田紳一の代役を担ってほしい、との思いがあった。

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