【全選手レビュー2018】栃木SC 服部康平 ポテンシャルをちぎれるほど引き伸ばした1年。そしてJ1ドリームは成就なるか。
19 DF 服部康平
38試合出場(3420分)/38試合中3得点
今のこの時期に、松本山雅の獲得候補リストに名前がある、などと報道されること自体、いったいどれだけの人間が予想できただろうか。
反町康治監督は服部のことが好きそうだなあという予想はできるにせよ、であれば、今から1年前にさかのぼって、今の服部の状況を誰が予想できただろう。なぜなら彼はこんなコメントを残しているからだ。
昨季の9月開催、J3第22節鹿児島戦(○5-1)の翌週のコメントだ。この試合に出場するまで服部はしばらくベンチに入ることもできなかった。前期戦でFWで起用されながら結果を残せず、後期に入るとネイツ・ペチュニクが加入したからだった。しかししばらくぶりにベンチ入りし、途中出場からゴールを決めたのだ。
「自分の立場としては後期に入って一回もメンバーに入っていなくて、苦しい時期を過ごして迎えた後期初のメンバー入りでした。ああいう形だったけれど結果が出て、自分はもっているな、と思いました。自分のなかでは、メンバーに入れなくても絶対に腐らずにやっていこう、というのがテーマだったんです。来年サッカーをやるためにも、ここで腐ったら終わりだと思っていたし、本当に腐らずにやっていてよかったと思います」
(残り 1662文字/全文: 2199文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ