「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【全選手レビュー2018】栃木SC 西谷和希 初のJ2で輝いた俊英。格と価値を上げた1年。

そのドリブル、凶器につき。西谷和希。

14 MF 西谷和希

40試合出場(3514分)/40試合中6得点

 

コツコツ型の努力家が初となるJ2の舞台でも燦然と輝いた。

「J2もそれほど大きな違いはないだろうと思っていたし、多少個人のクオリティの違いはありますが、想定内でした。個人として困ることはなかったし、自信が揺らぐことも一度もなかったというのが正直な感覚です」

西谷和のプレーはJ2でも自信に満ちていた。J3時代との違いを端的に言えば、身体の強さを伴ったドリブル、ではなかっただろうか。西谷和のドリブルを後方あるいは真横から止めようとする相手が西谷和に背中や腕一本で弾き飛ばされるシーンが何度もあった。

「僕は大学時代から色々なことに取り組んでいたし、他の人から『そんなことやっても意味ないよ』と言われることもあったけれど、僕は無駄だとは全然思わなかった」

コツコツと励んできたトレーニング、および、筋トレや体幹トレーニングの積み重ねが目に見えて成果として現れていた。西谷和希は一日にして成らずである。

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