「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

田坂和昭監督 必要なのはチーム、クラブ、サポーターのすべてが一つになる結束感。【開幕直前インタビュー】(19.2.21)

 

田坂栃木、いよいよ初陣である。およそ完成形ではないが今までの栃木SCになかった取り組みや新たな刺激が加わり、田坂カラーが少しずつ見えてきている。クラブがお題とする「お客さんを沸かせるサッカー」はどのような形でピッチに現れるのか。3日後に迫った開幕戦で田坂栃木はどのような戦いを見せるのか。

 

▼「お客さんを沸かせる」ためにやるべきことは何か?

――今年からクラブが『お客さんを沸かせるサッカーを』というチームフィロソフィーを掲げてチーム作りをしていこうと始まりました。去年からクラブのアカデミースタッフも含めた話し合いがあり、結論が出たものです。そして田坂監督を迎えました。田坂監督にとって『お客さんを沸かせるサッカー』のイメージとは?

「まずクラブの歴史があり、スタイルがあります。このクラブでいえばイメージは堅守、守りが堅い。だから、守っている局面でお客さんが沸くのか、守っている局面からガッと攻撃に移行したときに沸くのか。クラブによってはポゼッションをしながら崩してゴールを獲ったときにドッと沸く。近年のフロンターレです。僕個人としては、栃木は堅い守備からスピーディな攻撃へ移行してゴールを奪った瞬間にお客さんが沸く印象は持っています」

――栃木県グリーンスタジアムに駆け付けるファン・サポーターにすでに染みついたものがあり、感性として反応する局面がある。

「それが一つだと思います。そして、もう一つが、今まで見たことがないようなサッカーで沸くということ。あぁ、こういうサッカーもあるんだと」

――新しい刺激を受けるような。

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