「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

寺田紳一が語る今後チームが強くなるために必要なこと「ゲームの流れを読み取れる選手の数が相手のチームよりも多ければ、それはゲームを有利に進められる可能性が高まるということ」【2/28練習後コメント】(19.2.28)

開幕節金沢戦では80分に投入されると前掛かりなギア全開で攻撃のタクトを振り、寺田紳一ここにあり、というプレーを強く印象付けた。

開幕節の栃木はプレシーズンに準備してきたことをほとんど見せることなくゲームを終えたが、経験豊富な選手たちが巧さを見せた試合でもある。コンダクター寺田紳一は開幕ゲームをどう見たのか。今後チームに必要なものをどう考えているのか。

 

――開幕ゲームの出場は最後の10分ほど。しかしアクセル全開のプレーでした。

「チームメイトのアクシデントでの出場でしたが、あのときは0-0だったので勝つためのプレーしか考えていなかった。決め切れなかったのは悔しいです」

――あの時間帯、チームとして前へ速い攻撃ができていました。

「前半からほとんどボールを保持できない厳しい展開でした。相手もいいサッカーしていたし、でも後半は必ず間延びすると思っていた。後半途中から出たときは効果的なプレーを、ボールを受けて推進力を出すための起点に、と考えながら見ていたので、最後の10分間で、そういう部分はできた気がします」

――左サイドで西谷和希選手に出した背後へのパスはかなり狭いところを通しましたね。

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