「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

強化部長インタビューは今週掲載予定です【編集日記】(19.3.18)

まず開幕前にインタビューを実施した新里裕之強化部長インタビューについて掲載が遅れてしまいすみません。ただいま、確認も含めて準備しているので今週中頃までには掲載します。

あと来月から「Jリーガーの履歴書」的なものを始めようと思っています。

 

さて、【編集日記】ではときどきは編集長鈴木の仕事をご紹介しようと思います。

鈴木はこのサイトの原稿を書いたり編集したりしている傍ら、その他もろもろの仕事もしています。最近メインに動かしているのは季刊誌フットボール批評の編集や原稿書きです。あとは書籍の構成をしたり編集をしたり。

この栃木フットボールマガジンだけにすべてのパワーを注げればどれだけいいかと思いますが、なかなかそういうわけにもいきません。

▼元日本代表・岩政大樹氏の新刊が本日発売 

書籍の直近の仕事は以下、元日本代表の岩政大樹さんの新刊の編集をお手伝いしました。

FOOTBALL INTELLIGENCE フットボール・インテリジェンス

相手を見てサッカーをする (カンゼン)

 

本日3月18日(月)発売です。「相手を見てサッカーをする」。このワンテーマで岩政さんが一気に書き下ろしています。岩政さんにはフットボール批評でも原稿を書いてもらっているのですが、本当に原稿を書くのが速い方でびっくりします。

今、サッカー界では『5レーン理論』『ハーフスペース』といった新たな言語が流通するようになっていますが、その言語が出てくるずっと昔から鹿島の何人かの”インテリジェンス”を感じさせる選手たちは「相手を見てサッカーをする」ことで結果的に『5レーン理論』『ハーフスペース』といった言語が示すプレーをしていた、と岩政さんは指摘します。昔から”感覚としてわかっている”選手は存在したのです。

その後近年、グアルディオラ(マンチェスター・シティ)ら先端の指導者たちにより、どんなフットボーラーでも再現性のあるプレーがしやすいようにわかりやすく改めて言語化されました。

その根本ベースにあるのは「相手を見てサッカーをする」こと。相手次第で『ハーフスペース』が”結果として”重要になる、といったお話です。それらを岩政さんが各ポジションごと、システムごとに整理しています。

栃木で今季から始まった田坂サッカーを理解するための一助にもなると思います。肝は『ハーフスペース』を利用しようとする西谷和希、といった現象が起きています。ぜひ読んでもらい、田坂サッカーを理解する一助にしていただければと思います。

岩政さん繋がりで柴崎岳選手の帯コメントも頂けました。そんなわけで思っている以上に売れてほしいです()

 

▼守備戦術の教科書が4刷目 

その岩政さんとは、元栃木SC監督の松田浩さん(現・Vファーレン長崎育成部長)と書籍『詳しいことはわかりませんが、サッカーの守り方を教えてください』(カンゼン)の制作時、巻末で松田さんとの守備対談をセッティングさせてもらったときからお仕事をご一緒させてもらっています。

先日、その松田浩さんとの共著として出版させてもらった『守備戦術の教科書 超ゾーンディフェンス論』が4刷目に入るとの連絡を受けました。初版の流通がスタートしたのが2015年12月、もう3年以上も前になります。あれから少しずつ売れ続けて3年越しで4刷目に到達しました。守備戦術本のロングセラーとなったようです。

先日、V・ファーレン長崎の長谷川悠選手が自身のインスタグラムで『守備戦術の教科書』を参考にさせてもらっています、との投稿をしてくれていたそうで、ちょっと話題になっていました。

4刷が決定したあと、松田さんに連絡をすると「良い本を作ることができて本当によかったです!」と大変嬉しそうでした。2300円という定価ではありますが損はさせません。この書籍をよりわかりやすく整理したのが第二弾『詳しいことはわかりませんが、サッカーの守り方を教えてくださいです。

今季は長崎遠征もあるので、松田浩さんを訪ね、ずっとお休みしている連載『OB探訪』ができたらいいなと。

 

▼栃木フットボールマガジンは栃木SCのサポートカンパニーを継続中です

スタジアムの通路バナー(下の写真)は10万円の二口~なのですが、自分から一口出したほか、今季はありがたいことに”とある”スポンサーがもう一口付いたことで写真のとおり通路バナーへの掲載も可能となりました。来季は元の場所に戻っていると思いますが(笑)。本当はバナーに小さい文字で400字程度の熱いコラムでも書こうかと思ったのですが、クラブの諸々の事情もありますので思い留まりました。ぜひ、グリスタのインスタ映えポイントとして収めてくださいませ。

栃木フットボールマガジン 鈴木康浩

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