「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

前節同様チャレンジャーとして立ち向かい、二度目の連勝を狙う一戦。【J2第14節大宮アルディージャ戦プレビュー】(19.5.17)

前節はホームで甲府に1-0で勝利し、8試合ぶりに勝点3を掴んだ。最下位から脱出も果たした。今節の相手は上位の大宮。NACK5でのアウェイ戦だ。少しずつ時計の針が動き出した感のある栃木だが前節甲府戦のような戦いを見せるのは最低限、一歩前進した戦いを見せながら今季二度目の連勝といきたい。今節はNACK5スタジアム大宮で14時キックオフ。

大黒将志は5戦連続弾が懸かる。ストライカーは乗っているとき、案外あっさりとやってのけてしまうもの。

▼口酸っぱく繰り返された「大事なのは次だぞ」

前節、1-0で勝利した甲府戦を田代雅也が振り返る。

「危ない場面はありましたけど、90分をゼロに抑えられたことは次に繋がります。ただ、今季はいい試合をした次の試合でいいゲームができていない。より引き締めて闘う試合をしたいです」

大事なのは次だぞ――。前節甲府戦が終わった直後のロッカーで指揮官が強調している。

さかのぼれば9節柏レイソル戦(△0-0)。全員守備が功を奏して敵地でスコアレスドローの収穫を得たが、ホームに戻った10節長崎戦(●1-3)の立ち上がり、CKから連続失点を食らって惨敗を喫したことは記憶に新しい。

ナイターゲームだと気分が乗らない選手がいる――冗談のような指揮官の談話に面食らったが、あれから最下位も経験するなど落ちるところまで落ちたチームが苦い経験を繰り返していいはずがない。

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