都並敏史、11年ぶりの監督復帰。その先に見据えるJへの旅路(J論)

「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

宿り始めた闘う姿勢。見えるのは「片手にナイフを持った守備」【J2第14節大宮アルディージャ戦レビュー】(19.5.19)

2019明治安田生命J2リーグ第14節

2019年5月18日14時キックオフ NACK5スタジアム大宮
入場者数 9,534人(うち栃木サポーターはゴール裏に約400人、バックスタンド側に約100人、合計約500人)
天候 晴時々曇り、弱風
気温 27.7
湿度 37%
ピッチ 全面良芝、乾燥

大宮アルディージャ 0-0 栃木SC
(前半0-0、後半0-0)
得点者:

<スターティングメンバー>

GK 50 ユ ヒョン
DF 15 森下 怜哉
DF 4 藤原 広太朗
DF 30 田代 雅也
MF 27 久富 良輔
MF 26 枝村 匠馬
MF 40 寺田 紳一
MF 14 西谷 優希
FW 9 大黒 将志
FW 10 西谷 和希
FW 37 浜下 瑛
控え
GK 23 川田 修平
DF 7 菅 和範
MF 5 ヘニキ
MF 11 平岡 翼
FW 8 廣瀬 浩二
FW 19 大島 康樹
FW 42 イ レジュン

田坂和昭監督

66分 寺田→ヘニキ
70分 西谷優→菅
90+1分 大黒→大島

試合終了の瞬間、ユヒョンと西谷和希は疲労困憊でその場に座り込んだ。膝に手をつく選手たちも。これこそがあるべき栃木の姿だ。

10人になると闘う姿勢がより色濃く

55分に藤原広太朗が退場になり10人になってからはさすがに堅くガードを構える展開となったが、それでも試合を通じて最後まで、昨季のよい状態のときの「片手にナイフを持った守備」ができていたように思う。

一人少なくなったために守りの意識がさらに高まり、全員守備の執念で掴んだスコアレスドローだが、11人のままであれば、負ける確率も高まるだろうが、勝つ確率も高められた試合だったと僕は見ている。

 

「バックパスを合図に全体がコンパクトにプレッシャーをかけにいっている」

DAZN解説の渡邉一平さんが言うとおりだった。栃木が8試合ぶりに勝利した前節甲府戦(〇10)から明らかに変わったのがチーム全体の重心の位置だ。

ボールを中心にスライドを繰り返しながらのコンパクトな守備だが、その重心の位置は、自陣のディフェンシブゾーンにひきこもったままの12節徳島戦(●23)までのものではなく、相手のバックパスを合図に、ハーフウェイライン付近のミドルゾーンまでプッシュアップしようとする意志が見えるもので、甲府戦の守備の良さが再現されていた。

前で引っかけてショートカウンターを仕掛ける守備。「片手にナイフを持った守備」の象徴だが、それがなければ攻撃に出ていけないと開幕から散々嘆いてきたなか、今の栃木にはそれがある。

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