「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

粘りの戦いを継続した上で、勝ち切る試合を。【J2第17節ジェフユナイテッド千葉戦プレビュー】(19.6.8)

今節の相手、ジェフユナイテッド千葉は現在15位。17位の栃木とは勝点差は2。粘りの戦いで勝点を掴んでいる栃木は現在3試合連続でドロー。甲府戦以来となる4試合ぶり勝利を掴み、前半戦ラスト5試合を勢いをもって駆け抜けたい。今節は栃木県グリーンスタジアムで14時キックオフ。

▼勝点3を奪い取るには守備の細部を詰める必要が

ホームで今季初勝利を挙げた甲府戦(〇1-0)からの流れ、走って身体を張って粘り強く闘うベースは保たれ、甲府、大宮(△0-0)、岡山(△1-1)、町田(△2-2)としぶとく勝点を重ねてきた。順位が上の相手に3試合連続ドローも悪くはない。

前々節の岡山戦は前半をセーブした後半勝負。前節の町田戦も後半勝負の色合いが濃かった。普段の強度の高いトレーニングの成果も出ているようで、ゲームプランと相まって、試合終盤に走り負けてもいない。

「相手がボールを持っているときに誰一人ネガティブな感情を持ってプレーしていない。それがラスト10分の気持ちに余裕を持てているのだと思います」(田代雅也)

そういう側面もあるのだろう。結果、直近2試合は最後に追いつく粘り強さを発揮できている。

が、一方で「そろそろ勝点3を」との雰囲気もある。勝点3が奪えていない理由は明確だ。前節の試合後、指揮官が「わかっているけどやられている」と言及した守備対応に綻びがある。闘えてはいる。粘り強さも見せている。だが相手のストロングを抑えきれていないから先行を許している。勝点3を奪うには守備の細部を詰める作業が必要だ。

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