「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

引き分けではダメ。前進するには勝点3が必要な状況。【J2第19節鹿児島ユナイテッドFC戦プレビュー】(19.6.21)

前節新潟に敗れて5試合勝ちなしとなった栃木。今節迎えるのは同じ勝点17で並ぶ鹿児島。絶対に負けが許されない戦いであり、勝つことで大きな一歩となりうる試合だ。今後のリーグ戦の行方を占う、極めて大事な一戦で力強く勝利を掴み取れるか。今節は白波スタジアムで19時キックオフ。

▼20位まで後退し、もう後がない状況

直近の4連続引き分けの内容には違いがあり、主審にPKになるはずの相手のハンドを見逃されたり、3ボランチが裏目に出たり、前半攻勢をかけながらゴールを奪えなかったり、さまざまだった。しかしチームの雰囲気は悪くなく、むしろ、堅い守備組織の構築が進んだことに自信も芽生えているようだった。そうして「あとは勝つだけ」と意気込んで臨んだ前節新潟戦だったが、後半早々に退場者を出したりペナルティキックを奪われたりする展開で6試合ぶり敗戦。

チームの雰囲気は悪くないのだが、順位は20位まで落ちた。21位福岡とも勝点は同じでわずかに得失点差。22位岐阜は勝点12だがJ2残留請負人の北野誠監督が新任し、反撃体制を整えている。

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