「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

大事なのは相手ではなく自分たち。天皇杯山形戦で見せた死に物狂いをピッチに再現できるか。【J2第21節FC琉球戦プレビュー】(19.7.5)

前節はホームで愛媛に衝撃的な逆転負けを喫し、下位直接対決で2連敗、リーグ戦3連敗となった栃木。順位は20位。リーグ戦に絡めない選手が中心となった3日の天皇杯山形戦は、それこそ出た選手たちが死に物狂いで戦い、公式戦で約2カ月ぶりとなる勝利を掴み取り、次へと繋げた。この流れを絶対に無駄にしてはいけない。今節はタピック県総ひやごんスタジアムで19時キックオフ。

心機一転で迎える琉球戦。キャプテン藤原広太朗の統率力や周りを鼓舞する力も問われる試合になりそうだ。

 

▼選手たちの密な言い合い、死に物狂いは今節のピッチにあるか

天皇杯組が死に物狂いで掴んだ勝利を無駄にはできない。

前節愛媛戦に敗れて下位同士の直接対決に連敗し、リーグ戦は3連敗。チームの雰囲気は沈み込んだ。その翌日、クラブハウスで行われた選手だけのミーティングが今のターニングポイントになっている。

「あのとき僕ら選手たちだけで話し合って出した結論は、その後合流したコーチングスタッフたちが強調したいことと同じだった。チームは何もブレていないし、こうやって天皇杯も勝つことができたので、あとはしっかりとリーグ戦に繋げるだけだと思う」

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