「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

ガラリと変わりそうな芽吹きを活かすには勝利が必要。2位京都に襲いかかるような試合を。【J2第27節京都サンガF.C.戦プレビュー】(19.8.9)

前節はアウェイでツエーゲン金沢と1対1のドロー。先制を許しながらキム・ヒョンの加入後初ゴールで粘り強く追い付いた。が、順位は21位の降格圏に転落。今節もアウェイに乗り込んで対峙するのは2位京都サンガF.C.。ボール支配率と得点力でリーグ屈指の相手に、栃木は固く守る一方、勝点3を掴み取るための攻撃をどれだけ展開できるか。降格圏を脱出するには勝利が必要だ。今節はたけびしスタジアム京都で19時キックオフ。

勝つための雰囲気を。俺が決めるんだというシュートへの意識を。

 

▼球際とか、気持ちの強さとか、迫力を持って飛び込むとか 

「勝点1ずつ積み上げてきているので、勝たないといけないんですが、負けないことも大事。悪くはない流れだと思います」(川田拳登)

「あとちょっとしたことです。J2はどの相手に対してもどうなるかわからないくらい差がない。京都は勢いがありますが、全然わからない勝負になると思います」(瀬川和樹)

東京ヴェルディ、ツエーゲン金沢に連続で引き分けたチームの雰囲気はまったく悪くない。2位京都相手にも十分やれる。そんな感覚のまま西京極改めたけびしに乗り込んでいけるのではないだろうか。

瀬川和樹は、勝点3を掴み取るために必要なことを「あとちょっとしたことです」と言った。曰く「決めるとか、パスを通すとか、ちょっとした差が勝利を引き寄せる。ただ、それは球際とか、気持ちの強さとか、細かい部分が引き寄せると思っている」。

枝村匠馬はこう表現した。

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