「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

裏天王山はスコアレスドロー。堅調な守備で3試合ぶり無失点も、4試合ゴールから遠ざかる現状を打ち破るための采配や人選を。【J2第31節FC岐阜戦レビュー】(19.9.8)

2019明治安田生命J2リーグ第31節

2019年9月7日19時キックオフ 岐阜メモリアルセンター長良川

入場者数 6,544人(うち栃木サポーターはゴール裏に約100人、メインスタンドに約20人、合計約120人)
天候 曇り、弱風
気温 28.8
湿度 76%
ピッチ 全面良芝、水含み

FC岐阜 0-0 栃木SC
(前半0-0、後半0-0)
得点者:

<スターティングメンバー>

GK 50 ユ ヒョン
DF 30 田代 雅也
DF 36 乾 大知
DF 15 森下 怜哉
MF 37 浜下 瑛
MF 5 ヘニキ
MF 6 古波津 辰希
MF 24 和田 達也
FW 9 大黒 将志
FW 10 西谷 和希
FW 31 三宅 海斗
控え
GK 23 川田 修平
DF 22 メンデス
DF 45 瀬川 和樹
MF 26 枝村 匠馬
MF 40 寺田 紳一
MF 11 平岡 翼
FW 47 キム ヒョン

田坂和昭監督

62分 和田→瀬川
73分 西谷和→平岡
90分 三宅→枝村

▼アグレッシブから一転、堅調な戦いぶりで勝点1

4バックでアグレッシブな戦いを見せた前節水戸戦の翌日、さくらスタジアムで実施された栃木シティとのトレーニングマッチの栃木の布陣はすでに3バックだった。

水戸戦の惨敗を受けた田坂和昭監督には次の裏天王山である岐阜戦に向けて、このときすでに”3バックで手堅く”進めることが頭にあったと思われる。岐阜戦に向けてのトレーニングを覗いても、紅白戦形式のトレーニングではすべて3バック(5バック)を採用。後ろの枚数を増やして手堅く慎重に戦うという予想は確信に変わっていった。

そして岐阜戦はやはり手堅く慎重だった。スコアレスで90分間を終えたときは落胆というよりも、勝点1で良しとするしかないか、という諦めの感情が混じっていた。

 

水戸戦で見せたアグレッシブさから一転、残留争い直接対決となった岐阜戦での慎重な戦いぶり。

田坂監督は岐阜戦2日前の取材でこう答えている。

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