「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

ポイントは相手を突き刺す鋭い守備を90分間遂行すること。先制し、さらに追加点を奪いにいく姿勢で力強く勝点3を獲り切りたい。【J2第37節FC琉球戦プレビュー】(19.10.19)

前節はアウェーで甲府に先制したが、最後は守りに入ってしまう形から同点に追いつかれた。直近2試合はリードしながら最後に追いつかれる展開で勝点を取りこぼしている。迎える今節のホーム・FC琉球戦は何としても勝ち切りたい。現在、勝点30で21位。20位鹿児島とは勝点1差。残りは6試合。降格圏から脱出するべく、絶対に勝たないといけない試合だ。

川田修平、自身プロで初となる完封勝利はなるか。得点が獲れている今、失点をゼロに抑えれば自ずと勝点3は近づく。

  

90分間、相手に突き刺すための牙を鋭く

徳島戦、甲府戦と勝ち切れない試合を2試合続けたが、アグレッシブな守備をベースにした戦いぶりは「いい状態にある」(瀬川和樹)と選手たちが感じている。このまま続けることで勝負になる。

琉球戦のポイントは二つ。一つは、牙を隠し持った守備を90分間続けることだ。攻撃的な守備、片手にナイフを持った守備、と言い換えてもいい。

「守りながらも鋭いカウンターがあると相手も怖い。その牙は鋭くしておかないと相手に脅威を与えられない。相手が『どうせ守るだけでしょ』となってしまうとどんどん勢いづいて前に出てくる」

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