痛恨の連敗。顔を上げてやり続けるしかない。【J2第38節ファジアーノ岡山戦レビュー】(19.10.28)
2019明治安田生命J2リーグ第38節
2019年10月27日19時キックオフ シティライトスタジアム
入場者数 7,163人(うち栃木サポーターはバックスタンドに約50人)
天候 曇り、無風
気温 17.7℃
湿度 53%
ピッチ 全面良芝、乾燥
ファジアーノ岡山 1-0 栃木SC
(前半1-0、後半0-0)
得点者:9分 増田繁人(岡山)
<スターティングメンバー>
GK 23 川田 修平
DF 27 久富 良輔
DF 36 乾 大知
DF 30 田代 雅也
MF 29 川田 拳登
MF 5 ヘニキ
MF 25 ユウリ
MF 45 瀬川 和樹
FW 16 榊 翔太
FW 21 大﨑 淳矢
FW 26 枝村 匠馬
控え
GK 35 浅沼 優瑠
DF 15 森下 怜哉
MF 31 三宅 海斗
MF 37 浜下 瑛
MF 10 西谷 和希
MF 11 平岡 翼
FW 47 キム ヒョン
田坂和昭監督
▼開始早々の失点が響き、1ゴールが重くのしかかる
立ち上がり、左サイドの瀬川和樹が際どいコースにクロスボールを上げるシーンが二度ほど続いた。
試合の入りの良さは直近の試合同様だったが、9分、岡山のリスタートから先手を取られてしまう。警戒していた上田康太のFK。ゴール中央から190㎝の増田繁人の頭に合わせられて左隅に流し込まれた。
前半早々に先手を取られる痛恨の展開。だが田代雅也が「早い時間帯の失点だったので焦りはなかった」と振り返るように、選手たちは事前のプラン通りの戦い――ヘニキをターゲットにしたロングボールからセカンドを拾い、相手ゴール前に混沌を作り出す――を愚直に推し進めていく。
12分、川田修平のGKキックからヘニキが競り、背後にこぼれるボールを予測した榊翔太が足下に収めると隣にいた大﨑淳矢へ。大﨑がゴール中央からドリブルを突っかけてFKを奪った。
その直後、中盤のセカンドボール争いでユウリが競り勝ち、球際の争いから生まれたこぼれ球を大﨑が拾い、ゴール前の隙間から右脚を強振させたがわずかにゴール左隅に外れた。
32分に迎えたのはビッグチャンス。ヘニキをターゲットにしたセカンドボールをユウリが拾った流れから、右サイドの久富良輔が上げたクロスボールがゴール前にこぼれ、これを瀬川が左脚を強振。ボールは岡山ゴールの右ポストを弾いて逸れていった。
こういった栃木が押し出す局面バトルに対し、岡山も必死に身体を投げ出して応戦した。
「町田さんと対戦したときもバトルのところで逃げてしまった部分もあるので、そこは受けて立とうと」(有馬賢二監督)
J2で町田と栃木は同じスタイルに括られる同類だが、岡山は町田戦の反省を踏まえて、栃木の直近の戦いぶりを十二分に警戒、自分たちの戦いは封印し、局面バトルやセカンドボール争いに身体を投じる割り切った戦いに徹してきた。
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