「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

自分たちがやるべきことをやって勝つだけ。見たいのは栃木の意地。【J2第39節アルビレックス新潟戦プレビュー】(19.11.2)

前節はアウェイで岡山と対峙して0-1で敗戦。セットプレーの一発に泣いた。内容が悪くないだけに「いい状態にある」との声は聞かれる。だが20位鹿児島との勝点差が開き、勝点3を奪えなければ残留が遠のく状況だ。もうあとがない。ここでグリスタに迎え撃つ新潟を迎撃できるか。チーム一丸で勝ちを掴み取れるか。

今節もヘニキは超ハードワークで貢献する。ハードワークに不調なし。

 

▼危機的状況の中、意地を見せられるか

未消化だった30日の鹿児島対岐阜で鹿児島が劇的に勝利し、栃木との勝点差が6に開いた。鹿児島は7日間の3連戦最終戦となった本日の岡山戦でもスコアレスドロー、勝点1を積み上げたことで栃木との勝点差は7になった。

残留に向けて危機的な状況だが、栃木が今節の新潟に勝たないと何も始まらない状況は変わらない。この状況について乾大知が言う。

「勝つだけだと思います。他の状況は関係ないと思います。自分たちがやるべきことをやって勝つだけ。この状況になってなおチャンスが残っているのだから、だったら勝てばいいということ」

他の選手たちの考えも、今週の選手だけのミーティングによってこの方向でまとまれている。結局、ああだこうだ言っても、自分たちが勝たないと前に進めない状況だ。

 

今節対峙するアルビレックス新潟は現在11位、J1昇格プレーオフ圏まで勝点9差。こちらも栃木同様に勝ち続けなければいけない状況だが、まだわずかに可能性が残っている。アウェイ席は完売し、グリスタに大挙する新潟サポーターの後押しを受けて勝点3を積み上げに来るだろう。

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