「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

佐藤祥 中盤の潰し屋としてワンランク上へ。「ボールを奪い切るというスーパープレーがあると思っています」【New Face Column】(20.1.14)

▼勝って喜ぶ。その重要さを思い知った昨季

 

昨季所属した群馬では、最終節までもつれた昇格レースをモノにしてJ2昇格をつかみ取った。

「サッカーをやるうえで目の前の試合に勝つことの重要さを思い知ったシーズンです。あれだけヒリヒリすること自体が幸せだし、ああいう環境下でやれることがありがたかった。あの気持ちでシーズンを通して戦えれば、サッカー選手としてもっと成長できると思っています」

年間31試合、うちスタメンで30試合ほぼフル出場を果たした群馬での不動の立ち位置に驕らず、今オフ、栃木への移籍を決断した。

「自分がこの先サッカー選手としてどうなっていきたいかを考えたとき、このチームならばもっと成長できると思えたんです」

どこに行っても自分次第だと思っている。が、山口慶強化部長から今季の栃木が目指す先を聞き、間違いなく自分のスタイルに合う環境だと感じずにはいられなかった。これまで所属してきた水戸でも群馬でも“中盤の潰し屋”としての自負を人一倍持ってきたが、走る、闘うをより強調する今季の栃木ならば、自分の強みを最大限に活かせるとの思いが昂った。

シーズンが始動すると、その感覚が間違いではなかったと確信した。

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