「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

「走り勝つ」栃木の初陣。常に先手を取ろうとする強気で押し切り、勝点3奪取を。【J2開幕節V・ファーレン長崎戦プレビュー】(20.2.22)

今までになくタフなトレーニングを積んできた栃木が迎える今季の初陣、アウェイでのV・ファーレン長崎戦だ。J1級の選手たちが顔を並べるタレント軍団のホーム開幕戦に乗り込む。選手たちはやるべきを理解している。準備してきたことをぶつけるだけだ。

プレシーズンで鍛え上げてきた今季の栃木。そのタフな姿が明日は見られるか。

▼掴んでいる手応えに結果は結び付くか

さあ、2020シーズンの開幕だ。

これを「第43節だ」という人もいる。昨季の終盤の流れのまま長崎にぶつかっていきたいという見方だ。

一方、田坂和昭監督は「去年は去年」として新生栃木SCの新たなテイクオフを成功させようとしている。去年の最終盤のあの勢いは、一つも負けられないひっ迫した状況だったからこそ成せた業という見方だ。

いずれにせよ、今季の栃木は、昨季終盤の戦いを継続した方向性にプラスαの戦術や精度を加えながら戦っていく。「今季は走り勝ちます!」(田坂監督)と高らかに宣言された、その初陣だ。

プレシーズンのチームにずっと帯同してきたが、その準備は順調にきていると感じる。

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