【サッカー人気1位】反町康治監督(元松本など)/インパクト…

「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【無料再掲載】エスクデロ競飛王「這い上がるために栃木に来たし、今年はすべてを、自分のサッカー人生を懸けて戦います」【開幕直前ロングインタビュー】(20.3.4)

開幕直前に掲載したインタビューの再掲載です。中断期間中の”おさらい”としてどうぞ。

 

宮崎キャンプ中に今季京都から加入したエスクデロ競飛王を直撃。ビッグクラブを渡り歩いた男がなぜ昨季残留争いをした栃木に加入を決めたのか。栃木に何をもたらそうとしているのか。

ビッグクラブを渡り歩いた選手が
栃木入りを決断した理由とは?

「今までのキャリアは、自分が活躍したときに、たとえチームに残りたくてもオファーが届いて、年俸面に左右されてどうしても出ていかないといけない、ということが多いサッカー人生でした。でも、今回栃木を選んだのは、監督の田坂(和昭)さんや強化部長の山口慶さんが作るチームの目指す先を聞いたとき、栃木は自分が一番幸せになれる場所で、サッカー選手としてもう一度輝ける場所だと感じたことが大きいんです。

色々なチームと話しをする中で、栃木は自分が一番大切にしているものとすごく合っていると感じました。であれば、これは新体制会見のときも言いましたが、今までのクラブの最高順位(13年の9位)を上回って、さらにJ1昇格プレーオフに肉薄するなど昇格争いをしたいという思いでここに来ています」

17年、18年、19年。直近3年は「自分の中では苦しさしかないシーズンだった」と振り返る。

「16年は日本に帰ってきて自分の本来のポジションであるトップ下の位置で出場して、日本でもやれるぞ、という大きな自信を掴んで、京都のメンバーとして昇格プレーオフにも出場しました。自分がやりたいプレー、自分のプレーを出せた1年でした。でも17年からボランチに起用されて、その後大きなケガをしてしまって……。でも18年にケガから復帰したあとも起用されたのはボランチでした。チームの事情は理解していました。ただ僕自身、プロキャリアは今年で15年目ですが、そのうち13年間はトップ下でプレーしてきて、それが評価されて色々なクラブで輝いたり、色々な大会でゴールを決めたりしてきたんです。それがボランチで起用されて、結果のとおり、17年、18年、19年とゴールがありません。結果だけを見れば『エスクデロは日本に合っていない』『Jリーグに合っていない』と思われると思いますが、ただ、僕としては自分の本来のポジションで出場していないからだと思っています。その意味で、今年はプレシーズンの最初から2トップの一角で出場できているし、そのポジションならば絶対の自信があるし、試合に出続ければ必ず結果を残せるという自信があるんです。その意味で今年は楽しみしかありません」

自分は栃木に合っている。そう感じる最たる理由とは何か。エスクデロはチームスタイルの前に“出会い”を理由に挙げた。

「僕は、サッカーに熱い、サッカー中心、という生き方ができれば力を発揮できるんです。でも去年はサッカー中心の生活ができなかった。(山口)慶さんは僕のそんな気質をわかってくれていました。たとえば、熱くなると審判と言い合いすること、熱くなるとボールに強く行くこと、周りに喝を入れること、そういう自然体の僕を評価してくれました。自分が自然体でいられるのであれば最大限の実力を出せると思っています。田坂さんは僕のことを中学2年生のときから知っている、と言ってくれました。去年の京都では僕が日本語をしゃべれることすら知ってもらえていなかった。その状態からスタートするのと、中学校2年生から僕のことを見てくれていた監督と仕事をするのとでは天と地ほどの差があるんです。田坂さんは僕の良い部分も、悪い部分も、実力も、今まで歩んできた人生も全部知ってくれています。その中で仕事ができるのは強みだし、僕も栃木のために本当に死ぬ気でやれます。そういう環境に身を置けたことは幸せなことだと思います」

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