「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

4月の更新予定 【お知らせ】(20.3.30)

▼ウイルスを他人に遷さない心がけを

新型コロナウイルスにより、志村けんさんが亡くなりました。本当に悲しいです。心よりご冥福をお祈りいたします。

そして、ヴィッセル神戸の酒井高徳選手から陽性反応が出たとクラブから発表がありました。若いから大丈夫ではありません。回復を願っています。

これを受け、今後Jリーグ各クラブもより徹底した選手の管理に舵を切る可能性があります。活動休止になるクラブも出てくる可能性があります。

プロ野球では阪神・藤浪晋太郎選手が感染したことを受け、各球団が開幕を控えながらも一時的な活動休止を発表しています。これは各球団の判断のようですが、サッカー界はJリーグ実行委員会を通じて何等かのアナウンスがあると思います。

ここまで感染が拡大した以上、もはやゼロリスクを求めるのは困難です。いずれインフルエンザのようにコロナウイルスと共存していく社会的な許容が求められるはずですが、現時点でそれは時期尚早、まずはこれ以上の感染拡大を防ぐべく各自が努力しなければいけないフェーズだと思います。

先日、感染病の専門医の取材に同行する機会がありました。

新型コロナウイルスへの感染は、咳や会話などから飛沫を浴びたとき、あるいは、ウイルスが混ざった飛沫が付着した何かを触った「手」で口や鼻や目を触る行為などから感染します。空気感染はないそうです。

感染した人が飛ばした飛沫内のウイルスは、人体から離れて物体に付着したあとも数日間はそこで生き続けるそうです。よって、もはや特に都内はあらゆる場所にウイルスが付着していて、それに意図せず「手」で触れてしまうリスクはかなり高いと考えたほうが賢明です。

消毒をすればウイルスは死滅します。各自できることは、手洗いを徹底すること、人が集まる場所を避けることです。

また、自分自身もすでに感染していることを前提に生活することが必要だと思います。自分を守ること以上に、他人に遷さないことを考えて生活する必要があります。外出する際は飛沫を飛ばさないためのマスク着用が有効で、不可欠です。ちなみに飛沫を飛ばされた側がマスクを着用していても無意味だそうです。口から勢いよく飛び出したウイルスは相手方のマスクの網の目をすり抜けます。だから、人が集まる場所を避ける必要があるのです。

日に日に事態が深刻化する状況下では、スポーツは二の次で、今はこの急場を手を取り合い乗り越えることに尽きると思います。ただ、乗り越えようとする人々の背中をもうひと押しするのがスポーツの力だと思います。Jリーグもそのように考えていると思います。

チーム活動が続くかぎり、取材も継続し、ここでお伝えします。取り急ぎ、掲載が決まっているものは、昨季限りで引退した坂田良太さんのロングインタビュー(明日か明後日に掲載)です。どういう状況になろうとも、今できることをできるだけデイリーでお伝えしたいと思います。

なお、サイトのデザインを変えました。写真を活かすデザインなんだそうですが、見づらいなどのご意見があれば戻します。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

鈴木康浩 拝

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