「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

栃木SC/2011年 FC東京と二度交えた首位攻防天王山。パウリーニョの存在が分けた明と暗。【ヒストリープレイバック】(20.4.14)

2011年
リーグ10位/20チーム
勝点56 15勝11分12敗 44得点39失点
天皇杯3回戦敗退
監督 松田浩(3年目)
最多得点者 リカルド・ロボ(12点)

栃木フットボールマガジンが選出する2011年シーズンのベスト布陣。

主な控え

GK柴崎 邦博
DF大和田 真史
DF堤 俊輔
MF河原 和寿
MF杉本 真
FWサビア
FW廣瀬 浩二

 

 

▼東日本大震災からのリーグ再開

2011年シーズン、松田栃木の3年目。この年J2に降格してきたFC東京と激しい首位攻防を展開したシーズンとして刻まれているが、2011年は、あの東日本大震災が発生した年でもあった。

震災が発生した3月11日の午後2時、栃木SCはチームバスで羽田空港に向かい、第2節サガン鳥栖とのアウェイゲームに発つべく空港で搭乗手続きを済ませて待機している最中だった。震災が発生したあと、空港で足止めを食らったチームは、チームバスで大渋滞のなかを栃木に引き返したが、復路で9時間もの時間を要すことになった。

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