「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

キャプテン菅和範が語る選手たちの現状「今から色々と企画を考えてクラブ全体でやっていったほうがいいよね、という意見は選手たちからも出てきていますね」【5/19 練習後のコメント】(20.5.20)

▼リーダーシップグループを機能させて密なコミュニケーション

19日、チーム活動が再開し、トレーニング後にキャプテンの菅和範がオンラインで取材に応じた。

 

――今日(19日)は2グループに分かれてのトレーニングでした。

「久しぶりにみんなの顔を合わせて、すごくホッとしたという感覚ですね。セル(エスクデロ)がいたので二人でわいわいしながら、ソーシャルディスタンスを保ちながら、フィジカル練習だったので互いを高め合いながらできました」

――自宅での練習とグラウンドでの練習は違いがあると思いますが。

「僕個人としてはケガをしている最中に自粛期間に入り、リハビリを兼ねた走り込みもしていましたが、正直、今日のトレーニングはきつかったという感想です。ただ、スタッフ陣から“無理はしなくていい”という声掛けがあって、少しでも不安があればそれを取り除こうとする働きかけをしてくれているので、僕らも今できるベストを尽くそうという気持ちです」

――まだリーグ再開の日程が決まっていませんが、どういうギアの上げ方をしていきますか?

「何人かの選手たちと話しましたが、久しぶりにみんなで会ってトレーニングをしましたが、正直、シーズンオフが明けた段階よりもフィジカル的には厳しいというのを口にしています。通常のシーズンオフの場合は、外に出ながら、みんなとサッカーをしたり、自分で場所を確保しながらトレーニングができるのですが、今回の場合は、自宅や公園でできる限りのトレーニングしているので、やはり落ちている感覚はありました。ただ、一番大事なのはケガをすることなく、いつかやって来るリーグ戦再開に向けて、全員で向かっていける状態になることです。間違いなく連戦になるので、一人でも多くの選手がピッチで闘える状態になっていけるように持っていきたいです」

――クラブハウスなどで感染しないための防止策など気を付けていることは。

「クラブから提示されているのは、検温、倦怠感の有無、嗅覚の有無、行動履歴の報告、たとえば、先日何時何分にどこに行ったのか、といった行動記録を提出することは徹底しています。その中で、僕ら選手たちが“これはOKなのか?”という確認を一つずつしていけば、少しでも感染リスクがある中では甘い判断をするのも難しいと思うんです。だから、選手としてルールを決めようと思い、クラブハウスではマスクを着用する、密を避ける、シャワーを浴びたらできるだけ早く帰る、筋トレの器具を使用したら消毒する、帰ってからも外出は自粛する、そういったできる限りのウイルス策を取った上で行動していくことを全員と共有しているところです」

――菅選手から見て、この選手のコンディションいいな、という選手は。

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