「29日の臨時実行委員会で再開日程を議論」。近隣チーム同士のマッチメイクから消化する案も。【ニュース】(20.5.22)
▼まずは無観客試合からリスタート
22日午前に開かれた「第8回新型コロナウイルス対策連絡会議」を受けて、午後にはJリーグで「臨時合同実行委員会」が開催された。その後、夕刻からメディアブリーフィングが行われた。
新型コロナウイルスの感染者数が減少に転じているなか、連絡会議で専門家から「当面の間は無観客試合が望ましい」との提言があり、Jリーグの村井満チェアマンも「一つの手立てとして受け入れたい」と無観客試合の開催を容認する考えを示した。各クラブの代表が集った臨時合同実行委員会でも反対意見は皆無だったという。
ただ、「無観客試合」という呼称について村井チェアマンは「制裁下での試合を想起させる」として、今後、別の呼称を議論したいとしている。
リーグ戦の再開日程について、この日の臨時合同実行委員会で議論されることはなかったが、村井チェアマンは「今月29日の臨時実行委員会でリーグ戦の再開日程を議論する」と明言した。
リーグ戦の再開日については、少し前にチェアマンが言及しているとおり、リーグ戦再開日から逆算して各チームが全体トレーニングを4週から5週ほど準備できる期間を設ける。現状から考えると、7月中のリーグ戦再開の可能性がかなり高くなってきたと言えるだろう。
ただ、リーグ戦を再開するとしても、選手たちの移動のリスクや、受け入れる側の態勢や感情を十分に考慮しなければならず、慎重を要する状況に変わりはない。そのため、村井チェアマンは「近隣チーム同士のマッチメイクから消化していくのも一つの手段」とし、既存ではなく、新たな日程によってリーグ戦を消化する案も模索していることを明かした。