「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

徹底されたセカンドボールワーク。アグレッシブな守備でついに掴んだ今季初勝利。【J2第4節 ジェフユナイテッド千葉戦レビュー】(20.7.12)

2020明治安田生命J2リーグ第4節

2020年7月11日19時キックオフ フクダ電子アリーナ

入場者数 2,717人

ジェフユナイテッド千葉 0-1 栃木SC

(前半0-1、後半0-0)
得点者:34分 矢野貴章(栃木)

天候 曇、強風
気温 27.7
湿度 45%
ピッチ 全面良芝

<スターティングメンバー>

GK 22 塩田 仁史
DF 4 髙杉 亮太
DF 30 田代 雅也
DF 6 瀬川 和樹
MF 8 明本 考浩
MF 25 佐藤 祥
MF 5 岩間 雄大
MF 18 森 俊貴
FW 29 矢野 貴章
FW 16 榊 翔太
FW 19 大島 康樹
控え

GK 1 川田 修平
DF 23 柳 育崇
MF 13 禹 相皓
MF 17 山本 廉
MF 14 西谷 優希
FW 9 エスクデロ 競飛王
FW 20 韓 勇太

田坂和昭監督

67分 榊→ハン・ヨンテ
77分 岩間→ウ・サンホ
90+5分 森→山本

 

▼ほぼ完ぺきだった2トップ封じ

お互いに2トップに早めにロングボールを入れて攻撃を進めたいチーム同士の戦い。

田坂監督が試合前に「2トップにボールが入るときのセカンドボールをいかに回収できるか。それが我々が攻撃できるか否かののカギになる」としていたが、矢野は「前半はかなりの確率で回収できていた」と振り返った。

前半は栃木がセカンドボール争いで先手を取り、ゲーム自体も優勢に運んだ。

 

まず単純に2トップへ入れてくるロングボールに対して田代、髙杉が相手FWを自由にさせず、前半はほぼパーフェクトに抑え込んだ。

千葉のビルドアップ時の最終ラインは4枚の横並び。対する栃木は2トップと両サイドハーフの4枚が同数で蓋をするようにハイプレスをかけていく。

このハイプレスにより相手のパスコースを限定。プレスを受けた千葉のサイドバックが入れてくる縦方向のフィード、つまり、栃木のサイドバックの背後へのボールをことごとく潰してボールを回収した。田代がこのボールへの守備のオーガナイズについて振り返る。

「相手FWがサイドに逃げて、そこに人数をかけてきたときにCBがそのまま行くのか、ボランチにマークを受け渡すのか、あるいは、CBが行ったときに空けたスペースをボランチが落ちて埋めるのか、といったオーガナイズは、後ろの選手たちが声をかけながら、スライドとマークの受け渡しをうまくやりながら守れていたと思います」

(残り 4200文字/全文: 5183文字)

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