「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

求められるのは結果。ダービーは勝たねばならない。【J2第8節 ザスパクサツ群馬戦プレビュー】(20.7.28)

前節、栃木はアウェイで町田に0-2。CKから2失点を喫し、2連敗となった。2勝1分4敗で勝点7、順位は19位に後退。今節対峙するザスパクサツ群馬は前節金沢にホームで0-5で大敗。今季は1勝6敗で順位は最下位に転落した。5年ぶりとなる群馬とのダービーは、今後の流れを左右する大事な一戦になりそうだ。第8節は7月29日、正田醬油スタジアムで19時キックオフ。

 

▼宿敵群馬との5年ぶりとなるダービー

今季初めてとなる中2日での連戦。群馬とのダービー(今季は「ユニリーバの北関東ダービー」)は2015年以来5年ぶりとなる。

5年前の記録を振り返ると、5月のグリスタで51の大勝、7月のアウェイ敷島で01の敗戦だった。

以前、群馬番の伊藤さんが話していたが、155月の栃木戦の5失点大敗は、群馬がその後に一つにまとまるための大きな危機意識をチームに植え付けたそうだ。そして群馬はその後に持ち直して残留に成功。周知のとおり、栃木はこの年にJ3に降格した。

ダービーの歴史は、群馬が2011年に40で大勝した試合後、当時の主将松下祐樹が「パウリーニョがいない栃木に勝っても嬉しくもなんともない」と発言した頃がもっとも火花散るものがあり、その後はだいぶ下火になったと感じるが、それでも15年の群馬のエピソードを聞くにつけ、ダービーの意味や価値はまだあるように思える。

 

ダービーの歴史を知らない世代の読者もいるだろうから、5年ぶりの決戦を前に備忘録として書いておきたい。

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