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「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

エスクデロ競飛王が「あの(岡山戦の)2点目は今年の栃木にとって一番良いゴールだった」と振り返る理由とは?【8/14 練習フォトレポート 64枚】(20.8.14)

韓勇太が突如坊主姿に。「気合いです!」と返ってきた。

※写真撮影はすべて稲葉美和

▼とにかく早く始めたかった

14日のトレーニングは、12日の岡山戦にスタメン出場したメンバーたちはジョグ程度で終了。その他のメンバーたちはゲーム形式で汗を流し、次節、再びホームで迎える愛媛戦の準備を進めた。

練習前には、サガン鳥栖でクラスターが発生し3試合の中止が発表された事案を受けて、再度、田坂監督からコロナ対策を徹底するように選手たちに指示がなされた。

さて、岡山戦を劇的な形でモノにした栃木だが、後半アディショナルタイムのゴールの過程について、改めて当事者の見方を探ってみたい。

94分に生まれた柳の決勝ゴール。左のCKフラッグ付近。エスクデロはCKスポットにボールをセットしたが、主審から「スローイン」であることを告げられた。そして間髪入れずに瀬川へスローインを投げ入れた。エスクデロが振り返る。

「あのときは本当に早くやらないといけないと思っていたんです。早く始めないと岡山は守備をセットしてしまう。岡山は守備をセットすると中が強いので、守備をセットできないうちに早くボールをゴール前に入れることだけをイメージしていたんです。僕はCKなのかスローインなのかはわかっていませんでしたが、とにかく早く始めたかった。そして、僕がボールを取りに行っているときからセグ(瀬川)が僕が早く始めようとしていることに気づいてくれていた。あれはスローインからでしたが、たとえCKだったとしてもクイックのショートコーナーで始めていたと思います。群馬戦でも左のスローインからセグとのワンツーでクロスを入れてアキ(明本)がヘディングシュートを放ったシーンがありますが、そういうシーンが何度か出てきていた中で、ようやく結果に繋がった。もうセグとは半年一緒にいるなかで僕のことを本当によくわかってくれていますね」

この点について瀬川に聞くと、瀬川もCKなのかスローインなのかわかっていなかったが、エスクデロの動きを見ながら「いずれにしろショートで始めると思っていました。セル(エスクデロ)がいろいろと工夫してくれるのでボールを受けに行く準備はできていました」と振り返った。瀬川もCKだろうとスローインだろうと、岡山に守備をセットさせないうちにクロスを入れるイメージを持っていた。

ゴール前にいる柳もその二人の様子を察知し、ニアサイドに入ってクロスに合わせる準備をしていたことは昨日アップしたレビューに書いたとおりだ。

さらに、エスクデロは「あの2点目は今年の栃木にとって一番良いゴールだった」といい、あのスローインに至るまでの一連の流れについて、チーム全体を讃えるようにこう振り返った。

「あの直前のシーンを振り返ると、右サイドでタカ(明本)がミゾ(溝渕)にボールを落としたところでミスをして、相手に入れ替わられてカウンターを受けたシーンがあるのですが、その瞬間に栃木の選手たちは全員が自分たちのゴールまで戻っているんです。そして、ボールを奪い返して、僕がサイドに流れてボールを受けて顔を上げたときには、すでに前線に柳と森がスプリントしてきてボールをもらいに来ていた。僕がそこにパスをしたボールはクリアされて向こうサイドのラインを切るのですが、このときをセグ(瀬川)が見逃さずにスプリントして僕が早く始めようとしているところにボールをもらいに来ているんです。そして栃木の選手たちのほとんどが岡山のエリア内に入って来ていた。この2分間、しかも90分を過ぎている時間帯にあれだけ行ったり来たりしている中で、しっかりと人数をかけてセグのクロスに入ろうとしていたし、普段やっているきつい練習だったり、シーズン前のきつい走りの成果が本当によく出た場面だったと思っています。それこそが栃木の良さだし、あの2点目のゴールが象徴していると思います。チーム全体が同じ絵を描いていたから奪えたゴールだと思います。 あと、もう一つ言うのならば、タカとミゾが右サイドでミスをしてボールを失ってカウンターを受けたときに、誰一人として文句を言っていないんですよ。 『おい!』とか『何やってんだよ!』といったことを言わずに、みんなが一目散に自陣までひたすら戻っていた。それがまさに、今年の栃木の良いところだと思うんです。 あの2点目は今年の栃木にとって一番良いゴールだったのではないかなと思います。チームが本当に同じ方向を向いていたから奪えたゴールだったと思います」

深掘りすればするほど、味の出てくるいいゴールであった。

 

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