「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

難敵愛媛を打ち倒し、3連勝なるか。【J2第12節愛媛FC戦プレビュー】(20.8.15)

前節、栃木はホームでファジアーノ岡山に2-1で今季初となる複数得点、逆転勝ちとなった。明本考浩、柳育崇にはプロ初ゴールが生まれた。これで5勝2分4敗で勝点17、順位は9位に浮上。今節対峙する愛媛FCは前節ホームで山形に0-1。3連敗となり、8試合勝ちなし。2勝2分7敗、順位は20位。第12節は8月16日、栃木県グリーンスタジアムで18時キックオフ。

 

▼みんなで繋げているし、みんなが繋がっているんだよ

田坂和昭監督がチームの現在地についてこんな表現をしている。

「ミーティングで言ってきたことは『群馬に勝って、その後新潟に引き分けて、アウェイで山口に勝った。そして岡山に勝った。みんながその場その場で繋いで来てるんだ、 ベンチに入ってないメンバーも含めてみんなで繋いでここまで来てる、みんなで勝点を取っているんだよ』ということです。試合に出たメンバーが必死に走ってくれているし、メンバーに選ばれなかった選手が次の試合ではしっかりと走って戦ってくれている。それこそが大事なことなんです。 『みんなで繋げているし、みんなが繋がっているんだよ』ということを選手たちも肌感覚で分かり始めていると思います。せっかくいい感じでここまで繋いで来てるので、愛媛戦もなんとか次に繋いでいきたいと思っています」

前節は今季初となる複数得点、逆転勝ちだった。栃木は2連勝、4戦負けなし。この流れ、どこまで繋ぐことができるか。次は5連戦の3戦目、再びホームに迎えるのは愛媛FCだ。

愛媛は3連敗、8試合勝ちなし。2勝2分7敗、20位と苦しんでいるが、ゲーム内容は順位のそれではない。

何より栃木は昨季愛媛に連敗、一昨季は1分1敗。愛媛には2014年、アウェイで瀬沼優司のゴールで1対0で勝利して以来、勝利がないという相性の悪さである。

ただ、栃木は前節岡山にも2013年以来勝利がなかったが、ついに勝ち切った。愛媛に対して今勝たなくていつ勝つのか、というタイミングだ。

 

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