「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

黒﨑隼人のプロデビューについて指揮官が語る。【8/21 練習フォトレポート 75枚】(20.8.21)

※撮影はすべて稲葉美和

▼続々とゾクゾクするメンバーたちが登場中

昨日沖縄から戻ってきたチームは本日21日から練習を再開。23日の福岡戦に向けて、前節スタメン組はクールダウン、その他のメンバーはゴール前の崩しやゲーム形式というトレーニングをこなした。

この5連戦では様々な選手たちが出場チャンスを掴んでいる。前節でいえば、黒﨑隼人、ハン・ヨンテ、有馬幸太郎、榊翔太らが出場し、それぞれが結果を残したことは個人としてチームとして一歩前進だろう。

メンバー外となるグループの雰囲気について有馬が語る。

「自分もなかなか試合に絡めない時期があったのですが、その時もなかなか試合に絡めない選手たちから『絶対に次の試合に出てやるぞ』という気持ちだったり、直接は試合には絡めなくともチームにパワーを送ってやろうという気持ちのあるメンバーがたくさんいたので、 自分もその雰囲気にのまれるじゃないですけど、気を落とさずにメンバー外になった選手たちで練習をやれていたし、そういう雰囲気が試合に出ている選手たちにも伝わっているので、全体がいい雰囲気なんだなと思いますね」

そういう雰囲気の中から一人また一人とリーグ戦に絡む選手たちが増えてきている。この5連戦が終われば、一週間のインターバルがあったあとに、また5連戦が控える。9月には8試合も予定しており、チーム全体の底上げや厳しいときのフレッシュなパワーが必要になる状況に変わりはない。

その中で前節、黒﨑隼人がプロとして初めてピッチに立ったことは朗報中の朗報だ。昨季、法政大学から加入したが、シーズンに入った直後にケガをして離脱し、ずっとリハビリを余儀なくされるなど苦しんできた一人だ。田坂和昭監督が黒﨑が長く試合に出場できなかった理由についてこう明かす。

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