「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

西谷優希「カズとは一度敵として対戦してみたい気持ちもあったので実現すれば嬉しいし、楽しみしかない」オビ・パウエル・オビンナ「理想はゼロで抑えることですが、まずは勝つことが一番大事」【J2第18節 徳島ヴォルティス戦直前コメント】(20.9.8)

今週の7日、西谷優希、オビ・パウエル・オビンナがJ2第18節徳島ヴォルティス戦に向けてコメントした。

 

※撮影は稲葉美和

 

■西谷優希

――前節水戸戦は62分からの出場でしたがどんな絵を描いていましたか?

「自分のところでボールを引き出せると思ったのでCBやSBからどんどんボールを引き出しつつ、縦のスペースも空き始めていたので、そこに入れていいリズムを作っていきたいなと思っていました」

――前節、足が止まらなかった要因は?

「一つは負けていたということ。北九州戦ではリードする中でどうやって守るのか、というところが多少曖昧になったと思います。もちろん、ダービーで勝ちたいという強い気持ちも前へ前へという姿勢に繋がったと思います」

――次は徳島ですが今季の徳島に対してどんなイメージを持っていますか?

「ボールを持って崩せるチームで、個々の能力が高い。うまく前線から連動してプレッシャーをかけられたらいいと思います」

――徳島の試合は見ていますか?

「基本的にカズ(西谷和希)のところしか観ていません(笑)。出ている試合は全部観ています。カズにボールが入るかなあとファンみたいな気持ちで観ています(笑)」

――左サイドでプレーし、ゴールが4、アシストが5。

「結果を残せているのはいいですよね。ただドリブルするのではなくて個人の突破が結果につながっている。そこは成長している部分だと思います。相手にとって怖い存在になっているのかなとは思います」

――結果にこだわっているという話は本人はしているんですか?

「そうですね。僕はそんなに連絡とることはないですけど、両親の話をまた聞きするという感じですね」

――直接連絡を取らないのはなぜですか?

「双子の場合、あまり近すぎないほうがいいと思っていて。『むしろ離れ離れになった方がいいよ』とアドバイスしてくれる知り合いの方もいるくらいで。離れた距離感で僕がゴールを決めたり、あっちがゴールを決めたり、それがいい刺激になるし、それでいいかなと。この前僕がゴールを決めたときに『おめでとう』という連絡はありましたが、最低限という感じですね」

――一緒に生活しなくなってからのマイナス面は何ですか?

「二人の時にやっていた練習が一緒にできなくなったことぐらいですかね」

――1対1とか。

「1対1とか、カズはトレーニングを調べたりとかするのが好きで、それを共有していたのですが、今は自分で探しながらやれているし、それはいいことですからね。カズから自立するというか(笑)」。

――改めて、西谷兄弟としてプロの舞台で初対戦する思いをお願いします。

「兄弟で同じピッチに立ってプレーできることは幸せです。カズとは一度敵として対戦してみたい気持ちもあったので実現すれば嬉しいし、楽しみしかないです」

 

 

■オビ・パウエル・オビンナ

――前節はプロ初スタメンの舞台になりました。

「ずっと試合に出ることを目標に準備もしてきたので、ようやくやってきたことを出せるという気持ちでしたね。やってやろうという気持ちでした」

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