「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

4戦勝利なし&ノーゴール。「生みの苦しみ」をどう打破するか?【J2第26節 モンテディオ山形戦レビュー】(20.10.15)

2020明治安田生命J2リーグ第26節

2020年10月14日19時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム

入場者数 1,583人

栃木SC 0-1 モンテディオ山形

(前半0-1、後半0-0)
得点者:ヴィニシウス・アラウージョ(山形)

天候 曇り
気温 19
湿度 81%
ピッチ 全面良芝

<スターティングメンバー>

GK 50 オビ パウエル オビンナ
DF 23 柳 育崇
DF 30 田代 雅也
DF 6 瀬川 和樹
MF 15 溝渕 雄志
MF 5 岩間 雄大
MF 14 西谷 優希
MF 17 山本 廉
FW 8 明本 考浩
FW 19 大島 康樹
FW 9 エスクデロ 競飛王
控え

GK 1 川田 修平
DF 40 井出 敬大
DF 33 黒﨑 隼人
MF 13 禹 相皓
MF 21 大﨑 淳矢
FW 16 榊 翔太
FW 29 矢野 貴章

61分 溝渕→黒﨑
61分 山本→矢野
78分 エスクデロ→大﨑
85分 岩間→禹
85分 瀬川→榊

▼栃木が想定以上に押し込んだ試合

 

相手を力づくで押し込んだ、という試合だ。

序盤から長いボールを交えつつ、奪ったボールは2トップへの意識が見えていた。明本は山形CB勢の徹底マークに遭い難しさがあったが、トップ下の位置を取り、相手DFとボランチの間に顔を出すエスクデロをみなが意識できていた。”目が合っている”印象だった。

エスクデロも味方からの矢のようなパスをピタリとコントロールすると、相手をブロックしながらサイドへ展開、クロスボールから山形ゴールに迫れていた。まずは中央の3レーン。相手が締めたらサイドのレーンへ、である。

4分、明本の直接FKが枠内に飛ぶもややコースが甘くGKにセーブされた。

だが、序盤の流れに反して先に決定機を迎えたのは山形。

5分、カウンターから渡邉が抜け出したが、GKオビが相手のボールタッチのミスを見逃さずに飛び込んで距離を縮めてビッグセーブで凌いだ。

13分、CB田代のコントロールミスをかっさらった渡邉にゴール前に運ばれて1対2を作られたが、栃木の選手たちの帰陣が速く、瞬く間に数的優位へと持ち込んでピンチを凌いだ。

 

双方にチャンスがあるなか、意外な形でゴールが生まれたのが29分。

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