「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

勝負は一瞬。狙うは栃木らしいカウンターの一刺し。【J2第27節 東京ヴェルディ戦プレビュー】(20.10.16)

前節、栃木はホームでモンテディオ山形に0対1。これで9勝7分10敗で勝点34、順位は13位につける。今節対峙する東京ヴェルディは前節アウェイで愛媛FCと対峙して3-1。10勝8分8敗で勝点38、順位は7位につける。栃木はまずは1点だ。27節は味の素スタジアムで14時キックオフ。

 

▼このタイミングでヴェルディ

4度目の5連戦の3戦目。中2日で迎えるアウェイでの東京ヴェルディ戦だ。

4戦ゴールがなく、4戦勝ちがない状態。監督・選手たちが「生みの苦しみ」と表現する状態で迎える東京ヴェルディ戦。

ヴェルディ戦と言えば、今季は3節に対峙(△1-1)。開幕2戦ノーゴール、未勝利の状態で迎えたが、矢野、明本らの連動したプレスから相手GKのフィードミスを誘って奪い切り、相手の退場&ペナルティキックを獲得。榊翔太が冷静に決めて、チーム初ゴールと今季初となる勝点を掴んだ試合だった。

遡ること昨季の序盤戦。開幕3戦ノーゴールで未勝利だった栃木が対峙したのは、アウェイでのヴェルディだったが、大きな壁をぶち破る大﨑の先制ゴールを含む一気の3ゴールで初勝利を挙げた。

今の栃木はチャンスはあるだけにゴールが奪えない状態はどこかで終わるだろうが、何かとお世話になっているヴェルディにまたまたお世話になるのではないかという匂いはある。

おまけに前節、ヴェルディキラー大﨑がフレッシュな状態でピッチに帰ってきた。

「ヴェルディとは相性が良くて、2年連続で点数を取っているので、何かを起こしたいと思います」

ここはスカッとやってもらうしかない。

 

ヴェルディは現在、1088敗、勝点387位につける。じわりじわりと順位を上げてきた。

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