あの手この手を、相手の隙を突くしたたかさも併せ持ちながら。【J2第31節 松本山雅FC戦レビュー】(20.11.5)
2020明治安田生命J2リーグ第31節
2020年11月4日19時キックオフ サンプロアルウィン
入場者数 3,296人
松本山雅FC 0-0 栃木SC
(前半0-0、後半0-0)
得点者:
天候 晴れ
気温 6.9℃
湿度 51%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 1 川田 修平
DF 23 柳 育崇
DF 30 田代 雅也
DF 15 溝渕 雄志
DF 33 黒﨑 隼人
MF 5 岩間 雄大
MF 14 西谷 優希
MF 17 山本 廉
FW 8 明本 考浩
FW 18 森 俊貴
FW 9 エスクデロ 競飛王
控え
GK 22 塩田 仁史
DF 35 池庭 諒耶
DF 6 瀬川 和樹
MF 25 佐藤 祥
FW 19 大島 康樹
FW 16 榊 翔太
FW 29 矢野 貴章
▼セカンドボールを支配して圧倒した前半
2試合前に負傷離脱した明本が光の速さで戻ってきた。
松本戦2日前のトレーニングはこなしていたが、本当に大丈夫なんだろうかという疑念はあった。が、ひとまず大丈夫だった。幸いにも軽い肉離れだそうである。
序盤からトップの明本が相手CBや相手GKまで追って蹴らせてセカンドボールを回収するシーンが連続した。トップ下にはエスクデロが起用され、そこでボールが落ち着いた。
前へ圧力が掛かっていたし、相手を苦しめていた。そして奪ったボールを落ち着かせて攻撃することができていた。
前半に放ったフィニッシュは手元集計で11本。いつも通りの栃木がお目見えしていた。
前半のキーマン、エスクデロが言う。
「最初から無駄に蹴らないことを要求していたので、その意味で(岩間)雄大君も(西谷)優希もミゾ(溝渕)もクロ(黒﨑)も繋ぐ意識があるなかで、セカンドボールを拾いながら狙いのある攻撃を何度もできていた」
古巣戦ということも影響したのか、キレを感じさせるボランチ岩間が前で後ろでセカンドボールを回収、そして回収するのみならず近くのエスクデロに繋ぐなどきっちり攻撃回を稼ぐことができていた。
34分、自陣でセカンドボールを回収した岩間がエスクデロに預けると、右サイドを疾走していく黒﨑へスルーパスが通ったが、松本のタイトな守備に阻まれた。
35分、CKのセカンド攻撃。エスクデロが相手ゴールへと斜めにドリブルで前進すると、ゴールエリア内へと駆け込む明本に意表を突いた浮き球のスルーパス。が、明本のフィニッシュはボールにパワーが伝わらなかった。
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