「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

堅いゲーム上等。4試合ぶり失点ゼロで勝点をもぎ取るべし。【J2第36節 ファジアーノ岡山戦プレビュー】(20.11.24)  

前節、栃木はホームで水戸ホーリーホックに1対3。これで12勝10分13敗で勝点46、順位は12位に後退。今節対峙する水ファジアーノ岡山は前節アウェイで松本山雅FCと対峙して0対1。11勝11分13敗で勝点45、13位につける。栃木は連敗を3で止めることができるか。36節はシティライトスタジアムで19時キックオフ。

 

▼今一度ベースをぶつける戦いを

「今までやってきたことを信じてやり続けることが1番大事。3連敗しましたが、今までも3連敗してもおかしくない試合はいくつもあった」

田代のいうとおりだ。今までも紙一重のゲームばかりだった。チーム一丸、最後まで走り切る、最後まで諦めない――。ある人は栃木を「気持ちが見えるチーム」と評した。その点で栃木が他を圧倒してきたのは間違いない。

前節ダービー水戸戦の敗戦は受け入れ難いものだった。最後に水戸が勝負を「気持ち」で持っていったのならば、もう二度と同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。今季の栃木は「気持ち」で負けていたら話にならないのだから。

「(前節の敗戦を)良い教訓にしなければいけないと。相手より上回るというのが我々の色で、チームのやり方なので」

“気持ち”などという抽象的な表現で恐縮だが、まずはそこ。前節の敗戦からチームにはひと鞭が入った。細部の水漏れを直視し、修正してくるだろう。CKの守備、試合の入り、後半の入り。奪ったあとの質が伴わない展開が続こうとも、焦れずに最後まで攻め続ける姿勢が貫かれるはずだ。

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