「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

いざファイナルへ。強固なるチーム一丸でクラブの歴史を塗り替えよ。【J2第42節 ジュビロ磐田戦プレビュー】(20.12.19)

前節、栃木はホームでジェフユナイテッド千葉に1対0。これで15勝13分13敗で勝点58、順位は9位。今節対峙するジュビロ磐田は前節ホームでFC町田ゼルビアと対峙して3対2。15勝15分11敗で勝点60、6位。栃木は勝てば過去最高順位の9位を更新する。42節はカンセキスタジアムとちぎでの2戦目、14時キックオフ。

▼磐田戦も得点を奪って勝つ!

いい流れはできている。

セミファイナルと位置付けた前節千葉戦は1対0の零封勝利。中2日の試合だというのに、栃木の選手たちの足は止まることなく90分間を高いインテンシティで闘い切った。

決勝ゴールも狙いとした道筋からだった。試合前には今季のすべてのゴールを振り返り、選手たちのモチベーションを高めていったという。「得点しないと勝てない。もし失点したとしても得点が奪えれば勝てる。ゴールの映像集を見るなかで選手たちの気持ちが高揚したところはあったと思います」(田坂監督)。

そうして「準決勝で負けたら次はないぞ」と発破をかけた。見事に千葉を撃破し、ファイナル進出だ。しかも勝利したホームで連戦できる。「大きなメリットなのは間違いない」(田坂監督)。

万国共通、ファイナルに進出した2チームは、その舞台に立つことだけでまず称賛される。入場してくる両チームの選手たちはスタンディングオベーションである。

今季が開幕したとき、正直、この最終節において“ファイナル”と呼んで相応しい舞台に立つとは想像できなかった。勝てば13年に持つクラブ記録9位を更新する大一番。昨季の残留争いから一転、躍進といっていい戦いぶりからこんなチャンスにありつけるとは――。

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