「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

井出敬大、ヘディングの特訓の成果を語る「上から叩かれる失点は少なくなった」 【トピックス】(21.2.12)

▼昨季の琉球戦の苦い思い出

もともと競り合いには自信があったが、プロ1年目は文字通りプロの厳しさを痛感するシーズンになった。オフにはコンディションを調整しながら栃木2年目に向けて準備してきた。宮崎キャンプでも競り合いのシーンで強さを発揮するなど成長の跡がうかがえる。

 

――出演されていたYouTubeのライブ配信で昨季のアウェー琉球戦の話が挙がっていました。2失点目の上原選手のところでやられて、その後ヘディングの練習をするようになったという話がありました。あのシーンがCBとして転機になったと。

「今までああいう形で自分のところから叩かれるシーンはユースのときもなくて、自信を持ちすぎていたところが多少あったのかなと思います。プロの世界ではあそこの一つの競り合いで勝負が決まると痛感しました。あの失点がなければ2-1で勝っていて、チームも上位に食い込めたはずなので、自分だけではなく、チームの順位も関わってしまったことを重く受け止めて、そこから必死に練習を追加するようにしました」

――その前のデビュー戦となった群馬戦では相手FWの林陵平選手とマッチアップする機会が多かったですが、そのときは琉球戦のようなことは感じなかったと。

「競り合いで勝てないところもありましたが、フィニッシュで完全にやられていなかったので気付けてはいなかったのだと思います」

――琉球戦でそういう経験をして、ヘディングを中心にどんなトレーニングを強化したのですか?

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